世界で一番推しが好き!

たのしいおたくのせいかつ

中島鉄砲火薬店

あんなに京王新線にてこずっていた私だがもう地図を見なくてもあの乗り場だな!って行けるようになったぜ!!!(新宿~初台間に限る)(一駅)

 

 

 

新国立劇場、劇場回りが静かで好きなんですよね。劇場もキレイで佇まいも上品だし。何もなさそうに見えてマチソワ間に時間つぶすところも困らないし。去年の夏に中劇場で見て、小劇場は今回が初めてでしたが、全然小ちゃうわ!噂に聞いてた通り音もすごくいいし、前方のフラットは座ってないから分からないけど、傾斜がちゃんとあってすごく見やすかった。椅子も折り畳み式だけど座布団も敷いてあったし、なんかめっちゃ空調暑かった以外は快適でした。また観に行きたい。

 

 

新撰組伍長の中島登が主人公のお話で、彼が浜松に居を構え、離れて暮らしていた息子を呼び寄せて新しい生活を始めようとしたところに、彼に恨みを持ち、仇討ちを計画している青年が現れ…というストーリー。中島登は実在の人物で、明治維新後も存命かつどんな暮らしをしていたか割と資料が残っている人なので、その史実に基づきながら、ある青年の復讐劇というフィクションを交えたコメディ時代劇という感じ。コメディでした。

新撰組!仇討ち!ってなると何かシリアスな話なのかなと思って蓋を開けたら、大体コメディだったな。まぁ飄々と何にも執着せずどこか欠けたように見える中島登の過去も、それを背負い耐えながら生きている登自身ももちろんシリアスで真面目ではあるのだけど。なんかシリアスなんだけどうっす~~~~~~~~~~~くコメディっぽい空気が流れてるのはめっちゃ伊藤さんの演出だなぁという感じ。

伊藤さんの演出って、なんか会場に入った瞬間のセットの空気感からめっちゃ伊藤さん!!!って匂いがするんですよね。終わった時も。多分それが伊藤さんの色なんだろうけど、今回も劇場に入ってセット見た瞬間うわ~伊藤さんだって感じがした。終わったあと「中島鉄砲火薬店」の看板にスポットライトが当たってそれだけが置き去りになってる感じもめっちゃ伊藤さんだなと。

そういえば「中島鉄砲火薬店」ってタイトルだから中島鉄砲火薬店の話かと思ったら中島鉄砲火薬店が出来るまでのお話でした。中島鉄砲火薬店ちゃうやん。それは別にいいけど。

 

登は優しい人なんですよね。自分の苦しみ、辛さ、そういうのを誰かと分かち合うんじゃなくて、全部ひとりで抱えればいい、つらいのは自分だけでいいって思っちゃうタイプの人。甘利の父親を殺した時も、新撰組に入った時も、五稜郭の最後の戦いの時も、彼は自分の命なんかに執着はなくて、むしろ死ぬためにそうしたはずなのにいつの間にか明治の世まで生き残ってしまった。その哀愁とか、どこか欠けた物寂しさみたいなのがさ~唐橋さんのあの飄々としたとらえどころのない感じとすごくマッチしてるんですよね。唐橋さんちょいちょいいろんなところで見ていて、前に推しと共演したスタンレーの魔女っていう舞台の唐橋さんもすごく印象的だったんだけど、それもまた登とちょっと通じる、飄々としてとらえどころがないけど、どこか諦めに近いような物寂しさをひとり背負っているようなところが少し似ているなぁと思ったし、やっぱりこういうお芝居がすごく印象的な人なんだなと思いました。あとあぁいう朴念仁ぽいけど実はめっちゃ強い、みたいなのもすごく似合う。カッコいい。

登は土方歳三に同行して五稜郭まで戦った人なので、登の夢や過去の回想に度々土方歳三が出てくるんですが、まぁ伊藤さん土方歳三めっちゃ好きなんだろうな……となった。オタクの夢全部詰め込んだみたいなカッコいい土方歳三なので、まぁそれは好みの問題としても、土方歳三アゲのために近藤勇の命って史実が残っている話を「実はそれは俺が近藤さんに進言したんだ」って土方歳三の手柄にしちゃうのはマジでどうかと思うよ!!!!!近藤さんのことなんだと思ってんだ。どんだけ土方歳三好きなんだよ。

 

推しはその登に恨みを抱いて仇討ちを計画する甘利と行動を共にする内山という役でした。西の出身で、ノリが軽くてすぐふざけるとっぽいお兄ちゃん、という感じ。真面目で根暗でちょっと陰険な甘利を茶化したり口うるさく言ったり、時に調子に乗りすぎて無視されたり、なんかめっちゃ推しだな~!!!って感じの役ですごく良かったです。こういう明るくて世話焼きで情に深い役、本人と性質が近いところがあるのかやっぱりハマるんですよね。いや推しはなんでもできるんですけど……(すぐ褒める)。こういう感じの役久しぶりに見られてうれしかったな。いやなんでもうれしいんですけど……。

甘利とは「新撰組に仇討ちをする」という目的が一致しているだけで、多分甘利が利害一致するそこそこ腕の立つやつ、くらいの感じで声をかけたのかな。生まれも育ちも経緯も異なる2人だから考え方も合わないし、内山は甘利をお前暗いのう!!ってすぐ茶化すし、甘利は調子の軽い内山に時にイライラしたりして、まぁ仲は良くないんだけど、最終的に計画が反故になってしまって甘利が内山の手を離さないといけなくなったときに、内山のほうから歩み寄ってくれるのがもう~~それは好きじゃん……そういう情に厚い男がオタクはみんな好きなんだ。なんだかんだ甘利は頭もキレるし、貴賤で人を差別しないし、真面目だし、でもちょっと危ういところもあって、仇討ちという点を除けばイイヤツなんですよね。内山もなんだかんだそういう甘利のことをほっとけなくて、計画がどうとかよりもずっと情が湧いてしまったの、そういうのすごくいいです。

物語の軸が甘利なので、内山が新撰組に恨みを抱いているという点についてはもうちょっとバックボーンの描写がほしかったな、と感じるところは正直あったんですけど、利害一致のみで行動していた2人に友情が目覚める展開はすごくいいので評価します(誰なん)。

今回結構ギャグパートを任せられることが多くて、推しが日替わりをやる下手側の席に座った時にこれは……オタクとして笑わなければならない…(笑うとは言ってない)みたいな使命感に駆られたけど普通に笑ったわ。あぁいうテンポと掛け合いが大事なギャグは本当に上手い。

 

あと、甘利が小間使いに使ってた、鶴太郎と亀吉っていう卑賤の兄弟がいるんですが、大見くん演じる亀吉がまぁ~~~!!!!可愛いんだ本当に。兄弟ってものが好きすぎる病気なので許してほしい。

兄ちゃん兄ちゃん、ってずっとお兄ちゃんの後ろについて、でも実はお兄ちゃんよりも冷静で多分頭もいいんじゃないかな。闇討ちに失敗して自分かお兄ちゃんが殺されるかもしれないって時に兄ちゃん!兄ちゃん!って泣き叫ぶ声が必死すぎてこっちが泣きそうになった。甘えんぼで頼れる人もお兄ちゃんしかいない感じがもうな~~そういうの私は大好きです。そうですか。途中で道を分かつことになったときにどうして……って辛くなったのにラストではどうも頻繁に会ってるっぽかったのでなんだよ仲良しじゃねえかよって安心しました。本当にちっちゃくて顔が可愛くて、幼げな口調がすごく可愛かった。ここだけ感想興奮しすぎじゃない????

 

ラストは、結局甘利の実力が登に勝てるほどではなく、登もいつでもかかってきなさい、というところで大団円だと思ったら、毎月20日が仇討ちの日で甘利や内山が登の家に普通にこんにちはってやってくるオチでそれはめっちゃ笑った。来月は甘利が経営する道場で練習試合があるからみんなの予定をすり合わせて21日の午前中にやるらしいですよ。フレキシブルに仇討ちのスケジューリングをすな。まぁでも全体的なコメディノリもあるから、そのオチは可笑しくて可愛くて、甘利も救われるラストですごくこの作品らしいんじゃないかなとは思いました。結構好き。

なんか正直演者のみなさんハードル上げすぎじゃない??というのが正直な感想。普通の心構えで観に行ったら普通に面白い舞台だと思うんですけど、推しの意気込みとか他のキャストさんが「この素晴らしい脚本を演じることが出来て役者冥利に尽きます!」くらいの感じで言うからこっちもめっちゃ身構えて行ったのに……みたいなモヤが残るのが正直なところです。普通に面白かったし私は結構好きな感じではあったんだけど、観客はやっぱりそういう前評判で期待値を上げたり心構えを作りがちなので、かといって何もないのも困るんだけど、そこの擦り合わせって難しいよな~~と感じた作品でもありました。

 

今回は日本劇団協議会の「日本の演劇人を育てるプロジェクト」としての舞台だったそうですが、正直育成対象者とは…?って感じだったな。まぁそれはいろいろ事情があるんだろう多分。知らんけど。多分オーディション受けた組が育成対象なのかな?まぁキャストが発表されたときに結構みんな育成対象者とは?ってなってたし、推しのこと育ってるやろが!って言われてたのがうれしかったので私はそれに関しては全然オッケーです。

日本劇団協議会のサイトを見たら「舞台芸術分野の優れた新進演劇人で発表の機会に恵まれない者に、発表の機会を提供することにより 新進芸術家の育成を図る事業」って事らしいんだけど、正直ピンとこないよなぁ。なんか、せっかくこういう日本の演劇をいろんな方面から育てるための素晴らしい事業をしているのに、それに関しての主催側がやりたかったこととか、想いやこの公演の意義とかが分からないまま観客はハテナを抱えながらただお金払って見に行くだけ、みたいなのそれでいいのかなぁとぼんやり思います。演劇する側がもっと良くしたいと思ってるのと同じくらい、観てる側だってその想いを受け止めたいし、知りたいって思ってるんだけどな。

2021年を振り返る話

今年は怒涛の1年だった……推し増ししたことが一番デカいんですけど、なんかホントに絶え間なくいろいろあって、ずーっとワクワクドキドキしてて、推しが東京に出た20162017年くらいの時と似てる。めっちゃ忙しいしめっちゃやることあるしめっちゃお金も時間もないんだけど本当にめっちゃ毎日楽しくて、生きてる!!!!!!!!!!!!!!!!!(突然の真波山岳)って感じ。

オタク、やっぱりお金を使って現場に行かないと得られない””””””””””””””がある。何度かこのブログでも言ってるけど、現場に行くからこそ感じられる、現場じゃないと感じられない楽しかったなー!!って高揚感とか充足感、それこそ私が愛しているものであり、それがあるからこの趣味がやめられないんだよな。

 

記事がある項目はリンク貼ってます。

 

推しのこと

前にもちょこちょこ書いてるように、コロナ禍で前ほど全部行かなきゃ!!って感じは落ち着いて、今はとりあえず1日遠征してマチソワ観れたらオッケーかな~くらいになってる。公演数が多かったからちょっと張り切ったあんステも結局中止になったし、なんかこんなもんでいいかみたいな。すっかり落ち着いてしまった。今までブロマイド大好きオタクだったのに最近は普通に買うのは買うけど、ランブロ絶対に揃えたい!とか特典もほしい!みたいなコンプ癖がすっかりなくなってしまった。

まぁでもやっぱり一番好きなのは変わりないし、やっぱりお芝居を観ると世界一だな~!!!!!!ってなるし、ちゃんとこの目でその場で推しのお芝居を観たいという気持ちはマンマンです。元気にお芝居見せてくれさえいてくれたらなんでもいいよ、の心持ち。こういうことがあればいいな~みたいなのはあるけど、マジで現場があればなんでもいいです。

来年で推し始めて10周年を迎えるんですけど、皿は10周年の時に新規になって、推しは(一応)古参として10周年を迎えるの、なんかおもろい。

来年はいよいよ綺伝ですね~~まさかまさかの明治座で、この目で推しが明治座の舞台に立ってる姿を見られるなんて本当に信じられないね(明治座チケットとれた!!!!!ありがとうございます!!!)。明治座の舞台で番傘を持ってる亀甲さんを想像しただけで流石に泣けてしまう。ハァ楽しみすぎる………

 

えびだんのこと

今年一番の誤算かつ成果。軽い気持ちでフェクモを見た1月の私……今こんなことになってるぞ…………。イヤ本当に楽しい。マジで楽しい。なんかもう全部楽しいね。新規ハイすごい。

めちゃくちゃ駆け抜けた!感はあるけど、自分の興味のあるところだけかいつまんでワーキャーしてるだけでこんなに楽しいの、マジで母数が多くて規模の大きい現場すごい。ぼーっとしてても入ってくる情報量があまりにも多いので、めんどくさいなと思ったことはスルーしてるし、気楽に推してても全然たのしいからありがたいです。コンプ癖が衰えててマジでよかったな……。

皿さんは10周年っていうタイミングのいい時に好きになって、こんなド新規が10周年ライブやら皿特急のライブやらに参加させて頂いてマジで申し訳ないけどめちゃくちゃありがたい気持ちでいっぱい。私が出会うまで続けてくれてありがとうだし、10年支え続けてた人たち本当にありがとうの気持ち。本人たちが頑張って、それを支えてきたファンの人たちがいて、私みたいなド新規がありがたくもこんなに楽しませてもらえたんだな……本当にありがたいことです………

 

月別まとめ 

1

マインド・リマインド~I am…

FAKE MOTION~卓球の王将~に出会う

1月マイリマしか行ってないの?本当に???って感じだけど本当だった。今年はそのあと本公演もイベントもなかったから新生ぱっちを見るのは来年までおあずけなんだよなぁ。みんな忙しいからしょうがないけど年1で本公演はやってほしい。

そして今年の私の人生をあっという間に変えてしまったフェクモ。ちょうど2期が始まる直前で、Tverの無料放送期間だったんですよね。で、フォロワーみんな見てて楽しそうだったのと、15年来の友達が突然落とし穴に落ちたのごとく大変なことになったので一体どんな恐ろしい作品なんだと思って私もちょっと穴を覗いたのが良くなかった。一緒に落ちた。恐ろしい作品だよ。

 

2

FAKE MOTION 2

推し、高峯翠になる

1月にフェクモ1期を見た時はね、それでもあんまり気が狂ってなかったんですよ。私がフェクモに完全に気が狂ったのは2期でした。矢部さんというか皿は誰も出てないけど……。皿はこの頃にYouTube4人でマリパをやってる動画を見て完全に好きになっちゃった。あの動画好きすぎて100回くらい見た。

あと推しがなんでか(?)高峯翠になってしまった。世間がまほステのキャスト予想に沸いてて、私もまほステワンチャン!って思ってたのに思ってもみないところから頭を殴られてめっちゃウケた。今でもたまになんでだろうって思ってる。

 

3

FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW

フェクライが発表された瞬間、フェクモのFCに秒で入った。えっこんなん絶対行く!ってなったから今思えばここでフッ軽発揮したから今こんなことに……でも死ぬほど楽しかったし今でもDVD繰り返し見てフェクモ最高ダナ~!!!!ってなってる。フェクモは最高ですよ。

 

4

DISH//のファンクラブに入る

あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ〜Meteor Lights

青オペ配信を見る

皿さんのツアーが発表された瞬間FC秒で入った(また)。でもツアーは大阪しか当たらなくて東京公演が全く当たらなくて泣いてたし、それが5月に最悪の結果を生んでしまって悲しかった。FC入ったこと自体は全く後悔してないどころかこのお値段でこんなに見せて頂いて??という気持ち。WE(悪口)に比べたらコンテンツが充実しすぎてて倍のお金払ってもいいレベル。来年もお世話になります。

今年一番面白かった舞台を選ぶなら圧倒的あんステMLです。舞台自体もめっちゃめっちゃ良くてすごい好きだった。なんだかんだ言いつつも推しの高峯翠もめちゃくちゃ良かったです。顔もバチクソ可愛かったし……。身長180センチ弱ある推し、とても新鮮だった。推しがステージ上で歌って踊って、推しの色をたくさんの人が持ってる現実に爆泣きした。

青オペは正直矢部さんのビジュアルがあんまり好きじゃなかったから敬遠してたんですけど、フタを開いてみるとお前……面白いじゃん……イメージでdisっててごめんって土下座した。一瞬で手のひら返した。でも青オペの良くないところはマジでビジュアルの加工だと思うよ本当に。

 

5

皿のツアーも中止!あんステ神戸公演も中止!!!コロナ死ね!!!!!

GWの全部の予定が消えた悲しみで暴飲暴食をしたらコロナ太りに更に倍率ドン!って感じになって流石にヤバイと思ったのでダイエットを始めました。(どうでも)

GWの暇になった時間にスパドラの動画を見てスパドラにもハマる。顔の可愛い若い男たちが大騒ぎしながらゲームをする動画からしか得られない栄養はあるんだよ。

あと私の誕生日に星野源とガッキーが結婚した。俺の誕生日を結婚記念日にすな。

 

6

ロックミュージカル「MARS RED

舞台のほうがビジュアルよりも顔が可愛いってどういうことだよ(2回目)。歌もそんな上手いわけでもないし、公式のビジュアルもそんなに良くなかったからあんまりテンションが上がらないまま観に行ったけど結果的に面白かったし推しの顔可愛い!つって帰ってきた。天満屋慎之介くん、未だにもっと若くて顔が中性的な男の子にやらせたらよかったのに?という気持ちはあるんですけど、こういう中性的なビジュアルの役はそんなになかったのでめちゃくちゃ新鮮だった。シャボン玉と共に出てきたのは完全にヒロインだった。

 

7

天才てれびくん the stage ~バック・トゥ・ザ・ジャングル~

舞台「憂国のモリアーティ」 case2

OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 20>21

何回も言ってるけど天てれ通ってないんだってば。天てれ文脈は分からないけど面白かったです。一応矢部さんが座長だったけど、自由すぎて結局長江崚行くんが全部上手にやってくれてた。本当にこの2人、青オペも一緒だしめちゃくちゃ仲良しで可愛いところが1年中見れて良かった。

モリステは共演者的に私が大好きな舞台なのでマジでマジで第二弾がうれしかったし、良い先輩たちのなかでもまれてる推しが良すぎ可愛すぎ。北村諒さんと前回以上に仲良くなってるのがお芝居にも出てて、その上で私が大好きだったエピソードも見られて最高だった。Case3ぜひよろしくお願いします。

ジャイガは皿さんの初ライブ(フェスだけど)でした。めっちゃ楽しかったけどとにかく暑くて死にそうだったことは覚えてる。あの日私たちがライブ終わりに悠長に海鮮丼食べてる間に北村さんと矢部さんは速攻東京帰ってたらしくてウケた。そしてその2日後にまた大阪でフェスやってた。多忙。

 

8

ミュージカル「ジェイミー」

矢部さん初のグランドミュージカル!10年もキャリアがある人の初めての場に立ち会わせてもらえるってめちゃくちゃ幸運で幸せだったな。フェクモで森崎ウィンさんも好きになったというか2人の役が同じ学校で、2人がいたから私はフェクモにハマったので、その2人がこうやって別現場で共演して、ライバル?相手役?(解釈としては間違ってないと思う)をすることになったっていうのも運命的でうれしかったです。舞台もめっちゃ良かったけどブリリアの音響は殺す。

そんで5月に緊急事態宣言が出て、ちょっと落ち着いたかな~って思ったらまた!!!!!!

エビライが中止、皿のコニファーも延期になって、それ自体はまあもうしょうがないねって感じだったんですが、マジで私と私の好きな人たちが好きな人たちはみんな幸せで健康であってほしい。よろしく頼む。

 

9

IKKEI presents Science Fictionの世界

ミュージカル「ジェイミー」(大阪公演)

アナ伝vol.2「霧の中のノスフェラトゥ~ドラキュラ伝説~」

Zoom怪談「彼岸百物語」

マジで山本一慶さんとそんなに仲良くなったと思ってなかったからマジでビビった。めっちゃ仲良かった。一慶さんあんまりよく知らなかったけど面白い人だったので好感度爆上がりしたし、繁忙期のド平日にやられてマジで仕事が大変だったけど行ってよかったです。

アナ伝は今年2番目に面白かった舞台ですね……ホント正直、イメージで舐めてたところあったので、普通にめっちゃ良くて逆になんで?!?!ってなった。感想ブログ読んで頂いた方も同じような方が多かったので、勝手に「だよね?!?」って握手した。いやホント面白かったんですよ……

 

10

SUPER★DRAGON ONE MAN LIVE TOUR SIX DAY」(愛知神戸

青山オペレッタ THE STAGE ~ルーナ・ピエナ/満ちる月~

DISH// SUMMER AMUSEMENT '21 -森羅万象-

皿の現場はいつも友達が一緒に行ってくれてたからえびだんにハマって初めてのぼっち現場で異常に緊張した。スパドラのオタクはめちゃくちゃ若くて可愛い子が多いので、ゲロみたいなババアがいると思われるのイヤだな…怖いな……と思いながら行きましたけどまぁライブ始まったら関係ないしな。楽しかったです。

青オペは本当になんでこんな良いコンテンツが流行らないんだの気持ちだけど、ビジュアルをどうにかしたらもうちょっとどうにかなると思う(さっきも書いた)。第3弾も決まったから楽しみだな~!!!!ノーヴァ全員集合よろしくお願いします。

コニファーはマジでマジで楽しくてマジで君と僕との特別な1日って感じで、今年楽しかった日ベスト5日に入ると思う。雨にも勝ったし(やや負けかけてたけど)。

この辺りからおや私の予定が……?ってなってくる。1112月の予定ヤバくないか…?と気づき始める。

 

11

DRA FES 2021

BULLET TRAIN 10th Anniversary Super Special LiveDANCE DANCE DANCE

KHET produce 『ゆがんだめんめん』

木全寛幸(SOLIDEMO)トークイベント『俺のOTOMODACHI

推しの舞台は大体土日の公演に行くことが多いんですけど、元々DDDに誘ってもらってて、そこに推しの舞台が入ったからじゃあ泊まって次の日に観よう!って土日を避けたらそこに矢部さんのイベントが入ってマジで神回避じゃん…となった。まぁおかげでこっから6週連続で遠征することになるんですが……。

ドラフェスは、友達誘ったら来てくれたので初めてスパドラの現場がぼっちじゃなかったのがうれしかった(中学生か?)スパドラの現場納めはこれ。スパドラこそ完全に茶の間だけど、やっぱりライブが本当に楽しいし、春ツもとれたので来年もぼちぼち現場に行きたいですね。

DDDは数年ぶりの超特急さんの現場だったけどマジでマジで楽しくて、本当に超特急さんは何気なくライブに行った人たちが大好きになっちゃう魅力がすごいんだなぁと。お金と時間と体力が無限にあるならマジで来年のツアーも行きたいもんな。

 

12

マーダー☆ミステリー~探偵・班目瑞男の事件簿~

舞台「水月鏡花 -竜馬夢双-

マーダーミステリーシアター『裏切りの晩餐』

DISH// 10th Anniversary Live

10th Anniversary Special Live 『超特急×DISH//

マジでなんで私こんなに予定入れたんだ……ってゼエハアし始める。あと友達に「もしかして松井さん毎週現場ある?」って聴かれる。毎週ありました。アナ伝からゆがめんまで結構空いたのにここで3週連続で詰まるって何。*1

パシフィコあたりからマジで体力の…!限界ッ…!!!!って予感がしてきて、でもライブでアドレナリンめっちゃ出るから元気!!!!!!みたいなバカの状態だったけど、おかげさまで今バリクソ眠いし普通に体調悪いウケる。でも本当にすべての体力を引き換えに楽しさを享受した感があるので、心は満たされまくり。来年も楽しく生きよう…!!って思ってる。

ただ、12月は仕事も普通に忙しいし、めっちゃ遠征してるときに刀ステの先行がかぶったり推しの表紙が解禁になったりしてマジで情緒と脳みそがパンクするかと思った。何とかなったからまだいいけど、頭の中の整理がつかないとすぐパニックになって情緒が爆発するので流石に落ち着きたい。落ち着きたいとか言いつつ、今日やっとエームビ行くし友達とオンライン忘年会やるし、大晦日はももいろ歌合戦(スパドラが出る)と紅白同時進行で見ることになりそうだしマジであと3人くらい私ほしいな……。

 

 まとめ的な

上半期がそこまで忙しくなかったので、マジで下半期(特に1112月)が死にそうだった。情緒と体力のすべてを引き換えに楽しさを得た感じがあるので、HPほぼゼロに近いけどMP満タンどころか上限突破、みたいな。でも本当にたのしい1年だったな……めちゃくちゃ楽しかったな…………生きてて良かった……。

今年は新規ハイもあって、現場だ!ヤッター!チケット取る!みたいなテンションで何でもかんでも行こうとしたので(それでも行ってない現場はめっちゃあるが)、来年はもうちょっと落ち着きたいな…と思います。もう若くないので……。

あと、今年は奇跡的に現場がかぶってどちらかを諦めないといけない!みたいなのがひとつもなかったんですけど、そろそろそうなってもおかしくないんじゃないかとハラハラしてるので、適度に行きたいところに行けるようにうまいことやりたいです。舞台なら別日に取ればいい話なんですけど、ライブとかイベントみたいに1日しかないものがかぶった時が本当に怖いな。

推しが増えて楽しいことも、逆にしんどいこともあったけど、確実に自分の人生が豊かになったことは間違いないし、本当に毎日が楽しすぎて、私の人生いつまで楽しいんだろう…って思う。ありがたいことです。元々長生きしたいタイプだけどこれはあと500年は生きないと後悔するなという気持ちを強くした。少なくとも推しより先に死にたくないし、皿がおじいちゃんになってもバンドやってくれてるか見届けたいし……人生楽しいことが多すぎてマジで死にたくないので、健康でいられるようにしないと。

 

 

今年は現場に行ったらちゃんとブログを書く、を目標にしていたので何とかそれは達成できた、はず……。内容はさておき。来年も自分の記録として続けていきたいなとは思います。昔みたいにオタクとは~!みたいな話題も書きたい気持ちはあるけど、はてブロでそういう文化がすっかり廃れてしまったね。まぁブログ書くのは好きなので、来年も細々と続けたいです。

読んでくれた方、スターつけてくれた方、お付き合いいただいてありがとうございます。来年も変わらずこんな感じですが、よろしくお付き合いください。皆さま良いお年を!!

*1:私は行ってないけどゆがめんの直前にあんステのDVDイベントもあった。

マーダーミステリーシアター『裏切りの晩餐』

10日くらい前に推しのマダミス観たのに今度は矢部さんでマダミスを見ることになるとはね……ホント流行ってるんだな推しがやるまで全然知らなかったけど。

 

今回はSPWNだと各個人の視点と個人視点なしが見られてめっちゃオトクでした。個人視点は最初にその人の設定や人間関係を全部教えてくれるので犯人だったらその時点で見てる側はそれを知ってしまうんですけど、後から見返すとなるほどな~!となるところがたくさんあってとても面白かった。

私は1回目は個人視点なしで一緒に謎解きしたんですけど、見事にダマされてしまった……怪しいな~って思うところはちょいちょいあったんですけど、これは完全に演技力の勝ちだった。犯人が分かった瞬間、えー!って声上げてしまった。めちゃくちゃ楽しんでるやん。

どうしても先日推しが出たほうのマダミスと比べてしまうんですけど、今回はほぼ全員がしっかり役を作ってきて役として入り込んでやってたからすごく見ごたえがありました。今回のマダミスはとにかく人間関係がややこしかったんだけど、途中その人間関係のこじれで謎解きなんてほったらかしになって痴話喧嘩になってたのめっちゃ笑った。永遠に痴話喧嘩してた。ちゅうえいがおもしろすぎてズルかったけど、そのくらい皆さんが役に入り込んで「お芝居」として見れて、あんまりアドリブ感がなかったのがすごかった。

今回はマダミス2回目の人もいたから余計にこの人たち慣れてる!感があって良かったけど、ディスカッションもポンポン進んで全くストレスがなかったから余計にちょっとウソや言い訳がヘタな人がつるし上げみたいになっちゃってかわいそうだったな。個人的にはこの人ヘタなだけで犯人じゃないなって思ってたけど、まぁ犯人の人がめっちゃ上手かったからみんなが乗せられちゃってその結論になってしまった感じがあったから、本当に上手い人がいるとめっちゃ面白いんだなと。

「役」としてのお芝居をしながら、他の人との駆け引きや謎解きもするの、推しの出たマダミスを見てるとすごい難しいんだなって思ったし、人狼と同じで慣れと自分のスタイルみたいなのはすごい大事なんだろうなって思ったけど、今回はそれが出来る人がほとんどだったからめちゃくちゃ面白かったです。登場人物の名前と誰が何をやったのか覚えてるのは基本中の基本だし、そのうえで思考を組み立てながらアドリブでやるって本当に難しいのはまぁわかるんですが、やっぱりお金を払うからにはそれに値するものを見せてもらいたいので……今回は十分すぎるくらい面白かったし見ていて楽しかった。めっちゃ笑ったし。

 

矢部さんは若き天才シェフ役で、マダミスは初めてだったらしいので序盤はちょっと大人しかったんですけど、個人視点だと本人もそれで疑われるかもしれない…って思って次のパートでスタンス変えてきてたりっていうのが良くわかるのが面白かった。

特に本編が始まる冒頭で、独白としてその役の設定や人間関係、隠していることを全部教えてくれるんですけど、そこのお芝居がめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ良くて一人で爆発しながら観てました。いや~悪いお芝居良すぎる!!ディーンくんは悪役だったけどそういう悪さじゃなかったので、なんていうかガチのクズ男!って感じのお芝居にどちゃくそ興奮しました。表情とか合間にフッって笑うのがめちゃくちゃ良……多分その冒頭部分は作り込んできて、あとの本編は割と素の矢部さんって感じだったので、あの感じが駆け引きのときに出てたらもうちょっと風向きが変わってた気もする。まぁ私が見たかっただけなんですけど。こういう矢部さんのお芝居また見てみたい。めちゃくちゃ良かった。冒頭部分だけ50000000回見た(すぐ盛る)。

あと感想戦の告知タイムで紅白の告知してて斬新だった。

 

他の人の回もちょっとだけ見たんですけど、設定が一緒でも人が入れ替わるだけで全然様相が変わってくるのが面白かったです。私が見たのは廣野くんとか中山莉子ちゃんが出てる回だったんですけど、そっちのほうが謎解きに注力してて推理ゲームっぽかった。

結構人間関係が複雑かつこじれてる設定だから、矢部さんの回はそこでめちゃくちゃ揉めてエチュード部分が大きくなってたんだな~という。あれも、エチュード部分が多すぎるとだれちゃうし推理進めろよ!ってなっちゃうし、かといってお芝居しないと設定の消化だけで面白くなくなっちゃうから本当に難しいゲームだな。

矢部さんが結構クズ男っぽさを隠してなかったのに対して、廣野くんは結構可愛い気があるというか、矢部さんは全く悪気ないですが何か?って感じなのに対して廣野くんはやっちゃった…みたいになってたのが良かった。なのにゴリッゴリに先輩相手に詰めまくってるのはすごかった。同じ役でも解釈と進め方で全然設定の使い方も変わるから面白いなと。

犯人が途中で1人選んで殺せるルールだったんですけど、その選び方も私が見たときは「この人推理できそうでキケンだから殺す」って感じだったんですけど、廣野くんの回のほうは「この人が死ねば多数決で自分の陥れたい人が一番多くなるから殺す」って感じで、いや頭良!!!!!!ってなった。結局最終的には多数決で犯人を決めるから、どんだけ怪しくても別の人に票が集まればその人が犯人なんですよね。マジでその考え方頭良すぎて痺れた。そういう駆け引きの違いが見られるのも面白いな~と思いました。

 

なんかやっとマダミスの面白さみたいなのを感じられたのでマジで見て良かった。人狼も結構人間性出るけど、それ以上に「役」とか「設定」があることで芝居によって上手く情に訴えかけたり逆に墓穴掘ったりするのが面白いし、設定っていう道具をどう上手く使えるか、っていうのは面白いところだなと思います。また推しや矢部さんが出るなら観たいな~。まぁ多分これって主催とか演出とか以上にキャスティングがモノを言う気がするからできる人をキャスティングしろっていう気持ちは変わらないですね。

めっちゃ面白かったから個人視点の全パターン繰り返し見て年末まで楽しめそうです。ホント面白かった~。マダミス一気に好きになった。

推しが初めて表紙になる話(今度は本当に表紙)

(追記した)

推しが!!!!!!雑誌の!!!!!!!!!!!!!!!!表紙になります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

初表紙です!!去年裏表紙にはなったんですけど、表紙は初です!人生初表紙!!!!!!!!!!おめでとう!!

しかも裏表紙まで推しだし特集までしてもらえる……すごい……………刀ステすごいありがとうございます………。推しが表紙の雑誌がお店に並ぶなんてマジで夢かと思う。本当にうれしい。すごい。

 

いつかはそうなったらいいな~って気持ちはあったし、裏表紙になったときもめちゃくちゃうれしかったけど、なんか実際に見てホロホロと涙が出るくらいこんなにうれしい気持ちになるんだなってことに驚いた。今も書きながらちょっと泣きそう。

oow99.hatenablog.com

裏表紙になったときの記事(タイトルは表紙だけど裏表紙です(裏返しにしたら表紙だから実質表紙ってことにしてた)(?))でも書きましたが、表紙になるってその雑誌の顧客の人たちがみんなその人のことを知っている、その上で雑誌を手に取ってもらえるっていう信用みたいなものだなと思っていて、推しが俳優としてそのくらい信用を得られるだけの役を頂けている現実がすごい。刀ステすごい。亀甲さんありがとう。

なんだかんだもうすぐ推しがデビューして10年になるんですけど、それでもまだ涙が出ちゃうくらいうれしいことってあるんだなぁありがたいことだなぁと思います。

そんで次は亀甲さんではなく松井勇歩として表紙を飾るのを観たいって夢もできたのでやっぱりあと500年は生きて推しが死ぬまで推しがやってることを見ていたいなという気持ちが生まれましたね。

 

表紙の告知、皿のライブに行くために友達とみなとみらいで待ち合わせしてる時に知って、もう情緒がおかしくなるかと思ったし、このニュースをかみしめる前にライブのことでも頭がいっぱいだし、ただでさえ泣けるライブなのにこのニュースのおかげで涙腺が更に緩んでしまって困った。推しが増えると楽しいけどマジで情緒のジェットコースターがすごいし何も待ってくれないからマジで大変だな…と痛感しました。楽しいけど疲れる。

 

あ、刀ステは大阪はとりあえず取れました。明治座がな~やっぱり倍率すごいっぽいですね。頑張りたい気持ちはあるんですけど、いかんせん昨日は皿のライブでくたくた満身創痍に余韻もプラスされてマジで何もできなくてもろもろの先行もめちゃくちゃギリギリに慌てて駆け込むことになってしまってマジで反省してます。でも推しが!明治座で!!番傘を!!!持ってる!!!!姿は!!!!!観たい!!!!!!!!!絶対!!!!!!その時に泣くシミュレーションまでして気持ちの準備は万端なので頑張ります。

 

(こっから追記)

推しの対談あるが???????????????????????????!!???!なんで?????????????????????5周年記念本ですが??????????????????????????????

ええ……かめちょぎめっちゃ推されてるんですがどうして…………心臓がつぶれそう。刀ステの記念本に1公演しか出てない推しが対談するのマジでわけわかんなくてマジでいいんですか???????ってなってるどうして…………ありがとうございます上下買わなきゃ…………………

舞台「水月鏡花 -竜馬夢双-」

なんか毎回私の迷子話で始めてるのは別にわざとでもなんでもないんですけど、今回は渋谷駅から出られませんでした。観劇前にちょっと用事があって寄ったんですけど、出る改札間違えたら全然知らんようになってて一生渋谷駅から出られんかと思った怖かった。

六行会ホールは2週間ぶりなので超余裕で行けました。

 

 

幕末ファンタジーって感じのお話だったんですが、主役は才谷梅太郎という青年。才谷梅太郎は史実でも坂本竜馬の一番有名な偽名ですが、その通り、自分には竜馬なんて大層な名前は自分に似合わないと言って梅太郎を名乗るくらい、このお話の梅太郎は気が弱い優男って感じ。ペリーの黒船来航を機に、何とかして日本を救いたいと思った梅太郎が、神頼みをすると目の前に龍神が現れ、自分の恋人の龍の生まれ変わりを見つける代わりに手伝ってくれることになり、人の姿となった龍神坂本竜馬を名乗り、2人で1つの坂本竜馬になる…という感じのお話です。

話の流れは史実に概ね沿う感じで、強くて勇ましいけど人間の世に慣れてない竜馬と、頭はめちゃくちゃ良くて勉強熱心で心優しいけど気が弱い梅太郎が補い合う形で、「坂本竜馬」の史実が出来上がっていく感じ。まぁでも概ね竜馬のほうが「坂本竜馬」として名が残り、梅太郎は梅太郎として人知れず生きていくエンドだったので、梅太郎はそれでいいんか…?って感じだけど、梅太郎の夢はとにかく日本を、人々を救いたいってことだったから多分それでいいんだろうな。

神様のほうの竜馬、破天荒でガサツだけど、人の命に敏感なところはめっちゃ神様だな…と思った。竜馬の心が乱れるのはいつだって無為に人の命が失われる時で、口ではいろいろ言えど結構優しいし、その慈しみの対象が最初はぼんやり人間、くらいだったのが梅太郎を通していくうちに身近な人たち、ってなっていってるなって印象があって、逆に梅太郎は最初は身近な人たちを救いたいから始まったのが段々と日本全体のことを考えるようになった、そのお互いの視点?考え方?がクロスしてる感じは2人で1人なんだなと思いました。

竜馬が人間になったもう一つの理由が、人間に転生したかつての恋人を探すためだったんですけど、めっちゃ可愛かったな……その転生した姿のおりょう龍神だった頃の記憶は一切なくなってたけど、竜馬がそれを無理に思い出させようとせずにただ傍にいておりょうのことを守って、その竜馬におりょうも段々惹かれていく感じがめっっっちゃ可愛くて良かった。おりょう役の西葉さん、キラメイジャーで見たときはあんまりピンときてなかったけど、生で見たら顔ちっさいし色白いしお芝居も上手いし気の強いおりょうが似合っててめちゃくちゃ良かった。

 

なんか歴史モノ、というよりは坂本竜馬という人間と、その名前を借りた神様が人間を慈しんでみんなが幸せになることに軸を置いてるんだろうな、って感じ。というかそっちに全フリしすぎて歴史モノとしては?って感じだった。幕末エンタメ(幕末ではない)が好きな人が考えるカッコいい坂本竜馬ファンタジー!!!おれがかんがえるさいきょうの坂本竜馬!って感じなので、まあ私も人並みに歴史は好きなんですけど、こういう話に史実がどうのとかオリジナリティがどうのみたいな話をするのも野暮かな~と思いました。幕末ファンタジーとしては思ってよりは楽しめたかな。後述しますけど、推しが最高だったので……。

 

史実の細かいところにツッコんでたらキリがないし楽しめないからその辺は全然いいんだけど、なんか中途半端に女性の戦いが~みたいな要素入れてきたのは中途半端すぎて逆にエゴっぽくてダサかったな……自分たちが戦えないことに悔しさを覚えて、自分たちなりの戦い方を見つけたいって思う流れは良かったのに、そう言いつつ刀で戦える女性キャスト(北辰一刀流免許皆伝だから多分めっちゃ強い設定)が色仕掛けで戦っててそれはどうなん……となった。さなこはマトモに戦っても絶対強いしそれまでたくさんそういうところを見せてきたのに最後の見せ場がそれかあ……ってめっちゃ萎えた。

あと、梅太郎の暗殺を命じたのが西郷と桂って話だったのに、最後に2人で良い国を作りましょうって言ってたのどの口が言うかーー!!!!ってなったけどまぁ歴史なんてそういうもんか。

 

 

そんでさ~~~推しの話なんですけど~~~~~~~~。

 

推し、今回トメなんですよ。トメ?!ってめっちゃビビったけど蓋を開けたら沖田総司でもう始まる前からウワ~~!!!ってなってたけど舞台観てもマジでウワ~~~~!!!!!!!!!!!!だったわ。

設定としては世間の沖田総司のイメージほぼそのままって感じだったんですけど、まぁ~~推しの芝居との相性がめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ良くてあ~もう良かった……良かったしか言えんけど良かった………。穏やかで飄々としてつかみどころがなくてちょっとかわいい感じもあるけど、戦うこと人を斬ることに躊躇がないどころか自分から喜んで飛び込んでいく得体の知れない怖さもあって、もうその塩梅がいやもう、すご……好きじゃんそれは……。

沖田総司がめっちゃ好きとかいうわけじゃないんですけど(新撰組は好き)(オタクなので)、マヨラーがマヨネーズかけたらなんでも好きなように私は推しならどんな役でも楽しくいただけます。なんか変に奇をてらってないパブリック沖田総司って感じだったので、あらゆるところであらゆる沖田総司が言ってきたセリフオンパレードだったのも良かった。興奮した。

隊服を着て「この羽織を着てるときは人を斬っていいってことでしょ」って言うセリフがあるんですけど、その前までは日常ほのぼの感があったのにそれを静かに言う瞬間にスッと空気が冷えて、なのに本人が殺意を込めているわけでもなく、沖田総司が本当は人を斬れるのに斬ってないだけ、みたいな怖さを持っているのをそのセリフだけでゾワッとくるくらい感じさせてきてもう痺れた。あのシーンが一番好きです。

好きなシーンといえば鳩(ぬいぐるみ)にエサをやるシーンがあって、鳩を追いかけてぴょこぴょこ舞台を移動するんですが、沖田っぽさをイメージしてるのか軽やかで身軽な感じだったのは良かったけど、1メートルくらい?推しの胸くらいの高さに2歩くらいのほぼ歩きの助走と腕の力だけでふわっと体ごと浮かせてそのまま音もなく寝そべったので、流石に今何て????ってなった。運動神経にステ全フリ人間、たまに意味わからん動きする。

あと推し、殺陣が上手すぎる~~~。沖田総司なのでめっちゃ強くないとダメじゃないですか。それがもうOPのキャスパレの刀一振りでわかっちゃうんですよ。最初の道場破りのシーンでも軽く捌いてるだけなのに”””””””””””強い””””””””””””って感じだし、竜馬と戦うシーンでももうべらぼうに強いんですよ推しの本気の殺陣、マジで”””””””””””強い”””””””””””。ありがとうございます最高だった。速さにモノいわせてるけどすごく刀捌きが美しくて、相手の攻撃を捌く瞬間、斬る瞬間や止める瞬間に刀と体全体にグッと力が入って本当にそうある動きになってるし、殺陣が「手順」じゃなくてちゃんと一連の動きになっているところがマジで好きなんですよね……戦うシーンが多いのでこれでもかってくらい見せてもらったけど、一生見ていたい。最高だった。

ビジュアルも10000年に一度の新撰組隊士ってくらい顔が可愛くてハァ~~推しの沖田総司、マジでダメなところがひとつもなかった。ビジュアルも芝居も殺陣も全部最の高が詰まってて興奮しすぎて手のひら握りしめてたら爪のあとですごいことになってたし、良すぎて若干泣きそうになってた。この現場が今年の推し納めだったんですけど、こんな良すぎる沖田総司で納められてマジで納まりきらんよ(?)ありがとうございました。

 

 

そういえば、グッズの売り方が斬新で、ロビーに置いてあるのを取ってレジに持っていくスタイルだったんですけど、あれいちいち確認してもらう手間もないしその分しゃべらなくてよくなるし良いことずくめなのでは?規模が小さくないと難しいけど。

私は、わー推しのブロマイドだ!アクキーだ!って値段見ずにレジ持っていったら1種類ずつしか買ってないのにパンフ入れて9000円超えてそれはウソやんってなった(ホントです)。4枚1000円は高いやろと思ったけど、顔がバッッッッチクソ良かったから全然安かったわ。沖田総司、推しの顔面最高オブザイヤー受賞なので、神棚飾ります。

 

 

 

 

あ、刀ステはなんとか大阪公演は確保できました!!!!!でも明治座明治座行きたいよママーッ!!!!!!!!私が明治座に行けないなんてことは絶対ないので(尊大)残りの先行がんばります。

今年は推し増ししたのもあって、自分の気の持ち方的にどうなるかな~ってのもあったんですけど、なんだかんだ楽しかったしなんだかんだ変わりなく好きだな~って感じで現場に来れたのが一番良かったです。時間あればまた総括します。来年も変わりなく楽しく推せますように。推し、今年もお世話になったね!来年もよろしく!

マーダー☆ミステリー~探偵・班目瑞男の事件簿~

(ネタバレ即オワコンになる話なのでネタバレはしてません)

 

最近開演時間とか電車とか間違えて結果この季節に汗だくで劇場にたどり着くムーブが多すぎるのでちゃんとしたい。メモしたりスケジュール帳もつけてちゃんとしてるつもりなんだけど出来てないなぜ……。

 

マダミス、なんかめっちゃ流行ってる?のか、今回は推しが出ますが来週には矢部さんもまた別のマダミスに出演するんですよね。今までマダミス自体が何かを知らなかったんですけど、ストーリーのある人狼っていうのが一番わかりやすいのかな。

ひとつの殺人事件というストーリーを軸にしてはいるものの、参加者に犯人含めそれぞれの役割が割り振られ、それがバレないように議論を重ねながら犯人を捜す、というルール自体は人狼と同じ、ただストーリーがあるので一度種明かしを知ってしまったら同じゲームは他の人とできないっていうのがデメリットなのかな。

 

今回は腐草館の当主に呼ばれた6人の男女と館の執事という7人の登場人物が当主を殺した犯人を捜す、というストーリーなんですが、他の回は分からないけど、私が見た回はマダミスっていうゲームの難しさが露呈したなぁという感想です。

人狼はストーリーがないからプレイヤー自身の人となりや駆け引きがそのまま出る面白さがあるんですが、マダミスは「ストーリー」と「役」があり、自分ひとりじゃなくて「役」同士でのストーリーも隠されているので、そのあたりを出す出さないっていう塩梅がすごく難しいんだなと。

秘密を出しすぎると犯人だと疑われる可能性はあるし、そもそもどれも自分からベラベラ明かしていいような秘密ではないので当然みんな隠すんですが、隠しすぎると話は進まないし何も謎が解けないので、見てる側もすんげーーーーーつまんなくなっちゃう。みんなあまりに隠しすぎてしどろもどろ、会話も堂々巡りみたいになって大河元気さんが「みんな隠しすぎて議論が進まないんだよ!」って言っちゃったしな。私も見てて同じ気持ちだったし、そこで切り込んで流れを変えた大河さん流石だなって思いました。(アフトでも同じ話しててよっぽど焦れてたんだな…と思った)

あと、Aさんが言ったことをBさんが「さっき〇〇って言いましたよね」って言ってて、いや言ってなくね…?って私でも気づくのにそれを誰もツッコまないのも、多分みんな自分のことでいっぱいいっぱいで聴いてないんだろうな…って感じだった。見ていてこっちが気になることを誰もツッコまないんですよね。蓋を開けばやっぱりそこがとっかかりだったりムジュンだったりしたから、逆転裁判で鍛えた私の洞察力と記憶力ナメないでほしい。私がナルホドくんだったら異議あり!!って叫びまくってたわ。

客席が分かってるのに演者が気づいてないっていうのもストレスだし、あと「自分のことを簡潔に説明できない」「人の言ったことを何回も繰り返す」みたいな話の要領を全く得ない人がひとりいて、その人が話し出すとまた…って正直うんざりしたんですよね。役の名前も覚えてないから周りも混乱するし。別に身内で遊ぶならそういう人がいてかき回してもいいかもしれないけど、明らかにその人が足を引っ張ってダルかったので、お金を払わせて見せる興行なら芝居と推理を上手く運べるタイプの人以外出さないでほしい。

大河さんとか田中道子さんとかはそういうのはめちゃくちゃ上手かったし、あと小説家役の込山さんって子はツッコんだりはしないけど、すごく返しが上手だったし、何より本人がめちゃくちゃ楽しんでる感が出ててすごい良かった。大河さんの推理を聴いたときの「えーっ!!すごーーーい!!!!!」が素すぎて可愛くて死ぬほど笑った。あとの人たちはなんかもうやることに必死でお客さんに観てもらうってことまで頭が回ってない感じで正直うーんって感じ。

最後の種明かしで全部のストーリーが分かるんですが、それが分かると演者で誰が下手だったのかとかここでツッコんだり掘り下げていくべきだったっていうところがめっちゃ分かるから出てる人はかわいそうだな~と思った。できてない度がモロにわかるというか。種が分かれば証拠品も設定も実は無駄なことはひとつもなくて、ひとつずつしっかり見てしっかりツッコんでいけば全部のストーリーと犯人にたどり着けるようにはなってるみたいなので、上手い人たちがやればめちゃくちゃ面白くなりそうだなとは思いました。

 

推しは人狼がめちゃくちゃ上手いというか、こういうゲームだとマジで怖いくらい人を言いくるめるのが上手い(こっちはめっちゃ言いくるめてるのがわかるからだまされるな!って思うのに怖いくらいに相手があっという間に納得するから怖い)ので楽しみにしてたんですけど、なんかしどろもどろだな…って思ってたら下手な人に足を引っ張られて必死でカバーしようとしたところがしどろもどろだったんだなというのが後から分かってやっぱりちょっとムカついた。守りは上手いけど攻撃はあんまりしないタイプだから、もうちょっとツッコんでやってるとことも見たかったけど、結構良い役だったし、推し的には満足でした。なんか大河元気さんと対等にお芝居してることにすごい興奮した。

やっぱ大河元気さんがめっちゃ良かったな。探偵役だったから場を回すのも上手だし、役をちゃんと作ってたのもすごい良かった。お客さんに見せるってことをすごく考えてくれてる感じがあったので(元々好きだけど)めっちゃ好きだな~!となりました。

 

推しを観に行ったと思えば満足はしてるんですけど、やっぱりお金払ってるからには気分よく見たい人間なので、そういう意味ではマジでたった1人の演者がヘタクソなだけでこんなにつまらなくなるんだな…って感じです。

大御所の人だからみんな面白かったですね!で済ませてたけど少なくとも私は全然楽しくなかったですよ。もっと頭の良い人をキャスティングしてほしかった。

 

 

推しがめっちゃ怖いPatchの人狼良かったら見てください。マジで怖い。

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KHET produce 『ゆがんだめんめん』

六行会ホール、ずっと「ろくぎょうかい」って呼んでたけど「りっこうかい」だった。

 

周り何にもなかったけど駅から近いってだけで良い会場認定したい。歩きたくないので……(怠惰)。会場もキレイだったけどロビーの時点で電波が怪しかった。客席はどうせ切るから別に圏外でも全然いいんだけどひさしぶりに客席が圏外になる会場に行ったな。

ちなみに前日のDDD(前記事)でも逆方向の電車に乗ったバカですが、この日も帰りに逆方向乗りました。東京駅行かなきゃなのに全然つかねえな~って顔上げたら恵比寿で笑った。山手線しか合ってなかったウケる。

 

 

内容としては、「ゆがんだめんめん」というタイトル通り、なんかちょっと変な人たちが登場人物のコントをオムニバス形式でやっていく感じ。

暗転がめっちゃ長かったのと、間に映像入れるのはいいんだけどそれもまぁもうちょい短くてもいいかな…って感じだったし、初日だったのもあるのか、全体的なテンポもあんまり…という感じだったかな。まぁでも普通に引くほど笑ったところもたくさんあったし、大満足!!!!とはいかないけど、まぁ楽しかった、って感じです。特にガッカリもせず、面白くないわけでもなかったし、やっぱり初日だった、ってところがデカい感じはあったので、千秋楽までにもっと面白くなったらいいね!って感じです。私は初日しか観ないんですが……。言いたいこと伝わりますかね。

今回芸人さんが作・演をやられてるんですが、その割に脚本のそのオチ弱くない??ってとこもあったり、多分芸人さんが力業で落とせば面白いオチになったんだろうなって感じのオチもあったり、細かいところに文句を言ってたらキリはないんですが、重ねて言いますがバカ笑ったところはたくさんあったので概ねで言えば面白かったです。

 

個人的にはじゃがりこが相場800円の異世界に転生するヤツが好きだった。推しがisekaiedするの良かったしisekaiedする主人公似合うよねわかる。あと駅前で永遠にイチャイチャしてたら変な人に凸されるカップル役もやってたんですけど、あぁいうちょっとイタいイケメン役、コントで何回か見たけどマジで似合いすぎて好き。あのコントの稲葉光くんがヤバすぎてすごい好きだった。

あと推しの好きな寿司ネタがびんちょうまぐろだったの、解釈一致だけど私びんちょうまぐろ好きじゃないんだよな……ってぼんやり思いながら見てました。私はブリが一番好きです。(どうでも…)それぞれがしゃべるとそれぞれの好きなネタが後ろに映し出されるっていうコント(何を言ってるのか分からないと思うが本当にその通りのコント)だったんですが、炙りえんがわが好きな柏木佑介くんが「白い背景にえんがわは見づらくて失敗した」って言っててそんなこと考えんでもwwってめっちゃ笑った。客席に対する思いやりがある。

 

元々お笑いが好きだから多分楽しそうな推しが見れるんだろうなと思って行ったら本当に楽しそうで良かった。イキイキしてた。アフタートークで柏木くんと稲葉くんにめっちゃ弄られてタジタジしてたけど、本当にあぁいうタイプの先輩たちに弄られてるのめちゃくちゃ可愛くて大好きなので、諸先輩方はパワハラにならない程度に推しを可愛がってほしい。そういうところたくさん見たいです!

アフタートーク終わりに柏木くんに一発芸振られて、さすがに一発芸はムリだろ…ってハラハラして祈るように見守ってたら、マジで何にも出てこなくてかわいそうだったけど…………ツッコミはできるしトークも面白いけど、そういうタイプじゃないんです勘弁してあげてください!!!!って内心でお祈りしまくりました。怖い思いをした。一番怖い思いしたのは推しだが。(それはそう)

 

こういう舞台は後半に行くほうが絶対面白いよね~!!!!!の気持ちだったけど予定が合わなかったから仕方ないね。十分楽しめたので大丈夫です。

来週再来週も推しの現場だ~~~。違う現場が毎週見れるのありがたいことですね。1月の舞台も無事ご用意してもらえたし、綺伝の先行も申し込んだし、来年も元気に生きていきたい。綺伝マジでマジで当たるんかな~~いや当てるが。当落の当しかないが。がんばります。