世界で一番推しが好き!

たのしいおたくのせいかつ

あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ〜Meteor Lights〜 の話

このご時世でお前遠征しとんのかよっていう賛否は置いといてね。

別にこっちだって気軽になんも考えなしにホイホイ遠征しているわけではなく、自分がリスクある行動をしてるという自覚のもときちんと色々考えて行動はしているわけです。なんていうか、何にも動かないのはそりゃリスクはゼロだけど、もう世間が動いている中で仕事にしろなんにしろ全く動かずに過ごせる人なんてもはやゼロに近いと思うんですよね。その中でどれだけ自分自身が気を付けて行動できるか、というのが大事だと思うので私は普通に遠征もするし現場にも行きます。

今までどおりに行けるとこ行きたいだけ!みたいなやり方は出来ないし、自分自身の価値観も変わってきているのでもうやらないかなぁという感じではあるけど、それでも推しのことは好きだし舞台は観に行きたいし、気を付けて行動するのなら満員電車に揺られて仕事に行くのもひとりでふらっと東京に行くのもぶっちゃけ変わらないと私は思っているので……。

まぁこれについての考え方は人それぞれなので、別に行かないという選択肢を悪いとは思わないし言いたいわけではないし、だから行く人に対してあーだこーだ言われる筋合いもないんだよなぁという感じです。お互いみんなが気を付けたらいい話で。

 

 

で、話が早速それたけどあんステの話。

私があんスタをやってなかった時期の話なのでちょうどいいやと思って初日は何もイベストについての知識は入れずに観ることにしました。この後もチケットはあるし、読んでしまうと知らない自分は取り戻せないから、それなら一度ノー知識で観てみたいなと思って。なので今日の感想はストーリーについての何の知識もない人の感想です。

 

兎に角舞台の演出が綺麗だった。星空と、海。MLのテーマが孤独とかその中の救いみたいなものだと思うのですが、その物寂しさが美しい星空と海に映されている感じがして、ずっとその仄かな暗さや寂しさが底にたゆたってるように観えたのが凄く良かった。OPで奏汰がひとり踊るシーン、おとぎ話の一説のような語り口で幻想的で神々しささえあるのにどこか寂しくて暗くて、その話が本当なのかウソなのか分からなくても奏汰の不思議な孤独感が伝わってくるのがめちゃくちゃ良いなぁと思ったわけです。

奏汰と海、水っていうのは切り離せなくて、でも舞台上で水を使うことはできないので、光と音、プロジェクションマッピングですごくその辺りの水感っていうのか……水のちゃぷちゃぷって音ってどこか寂しくて悲しい時もあって、それがすごく上手く使われていたなぁと私は思いました。

私は初あんステだったので前キャストがどうとかは分からないのですが、井澤くんの奏汰がすごく良かったんですよね。得体は知れなくて捉えどころもないのにどこか切実で、奏汰の言う息苦しさが言葉だけじゃなくお芝居でちゃんと伝わってきて。なんていうのか、あの独特の雰囲気を上手に捉えて過去と現在でも演じ分けているのが本当にすごいな……って思いました。佐伯くんの千秋が一生懸命で情緒をパワーで殴ってくる感じで2幕は本当にそのフルパワーがすごくてどうしても泣かされてしまうし、そのパワー型の千秋とふわっとしているのに軸がしっかりある奏汰の相性がめっちゃ良いように私には見えて、2人だけの夢ノ咲流星隊歌とか2人ともすごい笑顔で楽しそうでエモくてボロボロに涙が出てきてしまうんですよね。本当にこの2人がめちゃくちゃ良かった。

 

物語全体がすごく静かというか、夜の海のような寂しさと静けさがたゆたってる感じで、でも千秋と奏汰が流星隊となって手を取ってステージに立つ瞬間、夜のはずなのにサッと光が射してるように見えて、現在の流星隊はふわっと暖かい光に満ちているように見えて。演出も勿論そうなんですけど、役者さんたちの過去と現在の演じ分けもそのML自体の光と影そのものを体現しているのがめちゃくちゃいいな~!!!!!って思いました。マジの爆泣きしたしこれ回数重ねたら1幕から涙が止まらんやつだな絶対。

 

以前のブログで書いたとおり、推しに対してマジで高峯翠なぜ……という気持ちしかなかったんですけど、とりあえず顔がめっちゃ可愛かったから良かった。最初にそこかいって感じだけど公式で顔が良いキャラだから顔の良さは大事だしやっぱり前キャストの人と顔の良し悪しの差であれこれ言われてたのが一番気に入らなかったので(正直か)、ほら!!!推しも!!かわいいじゃん!!!観て!!みたいな気持ちになった。

正直高峯翠が私があんまり興味を持ったことのないタイプのキャラなので、推しがどういう芝居するのかとかも全く想像つかないし何かもってめっちゃ高峯だ!って判断もできるほど高峯翠のことを知らなかったので、どういう心持ちで観に行ったらいいのか全然分からなかったんですけど、なんかずっとキューン……って顔してほわほわぼーっとしてて可愛かったな……。あれを高峯翠を好きな人たちがどう評価するのかは分からないけど、1年生トリオのやりとりがとにかくホントにめっちゃ可愛くてもっと3人一緒にいて~!!となった。忍くんが高峯翠の陰にすっぽり隠れられちゃうの可愛すぎてヒエ……ってなっちゃったね。インソールという文明の利器のおかげで並ぶとキレイに大中小ってなって本当に可愛い。

今回は過去編なのでそこまで出番がたくさんあるわけではないのは分かってたけど、現在の時間軸での光でもあるんですよねあの3人は。序盤の斑と紅郎からの質問の答えもそうだし、先輩たちがたくさん傷ついたり泣いたりして辿り着いた答えをその先輩たちの背中を見ている後輩たちが既に持っているっていうのはすごくいいなって思ったし、過去の物語を通ってきた先輩たちが現在の光の象徴として見ているのが1年生3人なんだろうなって私は解釈しました。1年生が3人で歌う歌もそうだし、5人で歌う歌もすごく演出の光が綺麗で眩しいのもそういう意味なのかなみたいな。純粋でとにかく可愛い3人が本当にいとおしくなるし、千秋じゃないけど抱き締めてやろう!!!!!!!!!みたいな気持ちになるよね……本当に可愛いし、すごく良い役を貰ったな~って感じです。

メインの役を貰えるのも勿論すごくうれしいけど、舞台ってよっぽどのクソ舞台じゃない限り無駄な役って一人もいなくて、どんな端役でもそこにいる意味も、推しがそこに選ばれた意味もあると私は思っているので、高峯翠に推しが選ばれた意味みたいなのをちゃんと感じることができたのはうれしかったな。どういう役でも好きだけど、あぁいう静かで穏やかな役がやっぱり似合う。

ていうかキャスティングされたときに一番心配してた(されてた)身長、さっきも書いたけど文明の利器インソールのおかげでそれなりに伸びていたからマジで文明の利器ありがとうって感じです。しかし制服の時はまだしも、ユニット衣装の時に結構ゴリゴリの高さのインソールが入っているように見えて、流星隊のダンスって結構跳ねたり跳んだりが多いのにちゃんと踊れてた推しは実質perfumeなのかもしれない(?)。歌声もめっちゃ可愛く加工されてたし……加工されすぎてて歌ってるパート聴いてるだけじゃ全然わかんなかった。

 

 

いや~~ホントにめっちゃ楽しかったな。遠征は控えめにしてるので次観るのは神戸公演なのですが、半月観ないの我慢できるかな……のレベルで楽しかった。

多分今回のあんステが今まで推しが出た舞台の中で一番公演数が多いと思うんですけど、あいさつで佐伯くんや井澤くんも言ってたように普通に考えても45ってめっちゃ多いですよね……豊洲で100回200回まわってる舞台あるから感覚が麻痺しそうだけど………無事に何事もないよう45公演終われますように。