世界で一番推しが好き!

たのしいおたくのせいかつ

DISH// 10th Anniversary Live

DISH//10周年おめでとうございます!!!!!!!!!!!

超さんに続いてまたフライングする。おめでたいからね。

 

私みたいなまだ推し初めて1年も経ってないようなドドドドド新規が10周年とかいう記念のライブに気軽に行くんじゃないよ…とは思ったけど新規だろうとライブには行きたいので3DAYSありがたく参加させていただきました。めっちゃ楽しかった……。

昔の曲もいっぱい聴いてるけど、やっぱり知らない時間は埋められないから、10周年つってもついていけないかもしれないなぁまぁ楽しみますが…って感じだったけど、そんなことはなくて、10年を振り返るライブってよりは10年やってきたことをやるライブって感じがして、なんかすごく穏やかで幸せな気持ちで満たされるライブでめちゃくちゃ楽しかったです。

コニファーはなんかもう北村さんがとにかく切実で、このまま倒れちゃうんじゃないかってくらい何もかもを限界まで絞り出す感じがあって、それを目の当たりにしてたせいか、終わった後の余韻と反動がすごくてこっちも出し切ってからっぽ、みたいな感じだったし、終わってしまった……って寂しくて楽しい時間を思い返してはホロっとなるような思い出に残るライブだったけど、今回は4人とも出し切ったって言っても、コニファーみたいに心身ともに絞り出したってよりは今持っているもの何もかも全部見せてくれたって意味の出し切った、って感じだった。私も終わったあと、帰り道で何度もいいライブだったな…楽しかったな……って友達と言い合いながら何度も噛みしめて、その日あったことを思い出しては心がほかほかする、みたいなライブだった。

 

セットも後ろにでっかいスクリーンがあって結構豪華だな…って思ってたんですけど、生オケ出てくるわ、毎日アンコールに日替わりでゲスト出てくるわ(1曲しか歌わなくて贅沢)、めっちゃお金使ってるな……となった。いやでもちゃんとかけるべきところにかけて10周年記念にふさわしいモノにしてくれるのは良いことなので……北村さんも「お金使って!」って言ってたし。

昔の曲何やるかな、どのくらいやるかな、ってワクワクしながら行ったけど、マジで新しい曲と昔の曲の塩梅と選曲、グラデーションが完璧というか、どこに何がどう入ってきてもピタッとハマっていいセトリ!!!!!ってなるのがDISH//だな~と思った。本人たちもジャンルレスなのが強みって言ってるけど、その幅広さが本当に楽しい。

序盤で日替わりで昔の曲やってくれたのもうれしかったし、2日目で「ピーターパンシンドローム」のイントロが流れた瞬間ブワッ!って自分の体温が上がるのを感じて本当に興奮した。2日目で「ピーターパンシンドローム」やったらオーラス何やるんだよ…ってなったけど「TENKOUSEI」でもうなんか最高なんだよな選曲が……(さっきと同じこと言う)。絶対テンション上がっちゃうじゃん。ちなみに1日目の「踊らにゃソン!Song!」は全く予想してなくて全然踊れなかった損しまくった。

私はオーケストラとか吹奏楽を聴くと謎に涙がポロポロ出てくるんですけど、ただでさえ生オケでグッとくるのに「StartingOver」はもっと泣いてしまうから永遠に涙が止まらなかった。DISH//が4人になってしまった当時のことは私はほぼ知らないけど、知らなくても北村さんがMCでその出来事に触れたあとにそんなむき出しでそのまんまの歌を歌われたら誰でも泣いちゃうじゃん。オーラスで橘さんが自分のパートで泣いて歌えなくなってしまった時ももうバカほど泣いてしまった。そのあとの「DAWN」「猫」もめちゃくちゃ生オケが効く曲で涙が止まらんかった。「猫」聴いて初めて泣いたわ。

最後の「沈丁花」も聴くたびに泣いてるけど、ほんと良い曲だな…ってホロホロ泣いてたし、「沈丁花」に限らず、他の曲もなんかいっつも聴いてるけどライブで聴くと改めて良い曲だな………知ってたけど良い曲だな……ってじんわり来てた。なんか北村さんがすごく楽しそうで、穏やかで、幸せそうで、そういう顔を見せてもらえるたびに良かったねぇ…って親みたいな気持ちになってしまった。本当に可愛い顔で楽しそうにするんだもんな。

順番前後するけど「NOT FLUNKY」が完全に矢部昌暉タイムになってて、私基本的に矢部さんが何やっても全部世界一可愛い全肯定オタクなんですけど、ステージ走り回るわ、メンバーの演奏邪魔するわ、サポメンのおじさまたちにおしりフリフリさせるわ、流石に大暴走すぎてちょっとハハ……ってなっちゃったけどオーラスとか慣れてしぬほど笑ってた。矢部さんってオンとオフは別人格、ステージに立ってるときは別人、って本人もメンバーも言ってるけど、オフの自分と別人格であんだけできるのがマジですごい。どういう気持ちでやってるんだ…ってなったけどそれは営業妨害らしいので考えないでおこうね。しかしあの大暴走に付き合ってあげるみんな優しいな。まぁ矢部さんが楽しそうだったのでOKです(結局全肯定)。そんな風に周りがドン引きするほど暴走したかと思ったら、「StartingOver」は客席じゃなくてステージ奥で歌う北村さんのほうをまっすぐ向いて演奏したり、ギターソロもバッチリキメてくるし、面白くて真面目で可愛くてカッコよくて、本当に見ていて飽きないところがいいな……好きだな……。顔も可愛いし……。普段の矢部さんも可愛いと思ってるけど、ライブの時になるとビジュアルが1500000000000%増しくらい可愛くなって、エッ……メッチャ可愛いが…??ってアップになるたび意味わからんって顔してしまった。本当に可愛かった。

 

コニファーの時もそうなんだけど、ひとつひとつ触れてたらマジでキリないんですよね、既に記事めっちゃ長くなっていますが……。でも言いたい話したいその為にブログ書いてるようなもんだしな。

でっかいスクリーン使った演出の話とか、昔の写真が晒されるくだりとかめちゃくちゃ面白かった以上に本当に仲良しでまだ全然20代前半の男の子たちだな~って思った話とか、オタクがコールできなくても矢部さんがセルフでコールしてて可愛かった(また)話とか、橘さんが毎日オタクの心を大量虐殺してた話とか、4人とも衣装がつなぎで可愛かった話とか、あと5000字くらい書ける。

 

セトリもパフォーマンスも全部良くて、全部楽しくて、ライブだから本当ならそれだけで十分なんだけど、それ以上にMCとかひとつひとつの曲を通して北村さんが、みんなが伝えようとしてくれてるいろんな気持ちがめちゃくちゃダイレクトに伝わってくるなと思った。コニファーでもそうだったけど、4人ともめちゃくちゃ素直で善良な人間だから伝わってくるいろんなものがキレイでめちゃくちゃ眩しい。10年の紆余曲折も、多分今歩いてる道に対するファンの気持ちも、いろんなこと全部受け止めてもまだ全然キレイで、ひねくれたところも擦れたところもなくて、彼らの気持ちに触れるたび、どうしてこんな善良な人間が世の中にいるんだ……となる。

北村さんがMCで「俺らはバンドになりたかったから、俺らのワガママに付き合わせてゴメン」って言ってて、私は彼らの10年間の努力や挫折や紆余曲折を全く見ていないけど、そうやってこの場でその言葉が出てくるくらいにはファンと自分たちの夢の間で思い悩みながら進んできたのかなと思うとなんかすごい泣けてしまった。それをゴメンと謝ることも。そんなことを言わせてしまったってよりはそれは北村さんの優しさから出た言葉だと思うから悲しいとかではなくて、ただ突き進むだけじゃなくてちゃんと後ろについてくるファンがどう思っているかもわかった上で、それでもロックバンドになるっていう夢を止めることが出来なかったんだろうなと感じたから涙が出た。

ゲストで来た人たちがしきりに「DISH//はすごいロックバンドだよ」って大きな声で口にしていて、私はド新規すぎて特にDISH//の形にこだわりがないオタクなので、どうしてみんなそんなしつこく言うんだろう言われなくても知ってるが…みたいな気持ちだったけど、終演後のコメント動画でみんながそう言われたことをじっくりじっくり、本当にうれしそうに噛みしめていて、あぁゲストの人たちが言ったのは、客席のファンや世間に思い知らせるわけでもなく、ただ純粋に彼らが言ってほしかった言葉を贈ったんだなって思った。世間に認められることや、ファンの認識が必要とか不要とかそういう話ではなく、同じステージに立つことを憧れた「ロックバンド」の人たちからの言葉がほしかったんだな、それが彼らへの10周年のプレゼントなんだろうなって思った。私が感じた「知ってるが…」って気持ちは新規だからそう思うだけで、そこにいるのが当たり前のように思えてたけど決して当たり前じゃない場所だった。

私は「猫」がきっかけではないけど「猫」がヒットしたあとにファンになったので、所謂アイドル時代の頃がどうだったとかは分からない。でも、楽器が弾けず、ただ持って踊るだけだった少年たちが、この手にした楽器を弾けるようになりたいと思って、10年後にロックバンドになれてるってものすごいことだというのは分かる。ただ楽器が弾けるバンドってだけならもしかしたら「若い男の子がやってるアイドルバンド」止まりだったかもしれない。そこからもう一段階、同業者に「ロックバンドだよ」って言ってもらえるところまで来れているって本当にすごい。「猫」が彼らをそうさせた、かもしれないけど個人的にはFIRST TAKEの時点でもうそれを素晴らしい作品として世の中に響かせることができるだけのアーティストになってたんじゃないかな。それがたまたま「猫」だったってだけで。そこまでコツコツと、いろんな声を聴きながら、いろんな努力を重ねながら、じっと信じて自分たちの止められない夢を追いかけてきていたから、私は今年、このタイミングで自分が好きだと思えるDISH//に出会えたんだと思うと本当にありがたい気持ちしかない。

私は魂がオタクだし、元々ドルオタでもあったので、彼らの初期の曲がまぁテンションバチ上がって大好きなんですけど、彼らがロックバンドになったからといってアイドル時代を捨てたとかは思わなくて(まぁ新規だから思うのかもしれないけど)このライブでも初期の曲は歌ったけど「ピーターパンシンドローム」みたいに10代の男の子たちが可愛く歌ってこそ、みたいな曲もまだ全然彼らの曲だったことが純粋にすごいなと思った。Youtubeで見た、楽器を持ってるだけの彼らが声変わりしたての可愛い声で歌っている「ピーターパンシンドローム」しか知らなかったけど、まぁ若干声は大人になっても(それでもあのキーが出るのが凄い)曲としての価値や楽しさが全く失われてないのはもうその場にいた全員が感じてたと思うし、それってものすごいことだと私は思うわけで……。「It’s alright」とか「I Can Hear」なんかは元々バンドサウンドだから今のDISH//にもすごく馴染んだしそうだろうなという想像はついてたけど、あの時は踊るだけだった曲を自分たちで全部演奏できるようになってるのこそ、まさにバンドとしての進化だなぁと思った。

アイドル時代を捨てた、とか、方向転換した、とかではなくて、ちゃんとそこから伸びた道を自分たちで切り開いて目指すところまで延ばしていった、って感じがあって、だからこそいつまでもデビューの頃の歌でも「DISH//の歌」としてしっくりするのかなと思った。最新曲の「Shout it out」のバリバリゴリッゴリのロックサウンドのあとに10代の頃に歌ってたポジティブでちょっと洒落のきいた歌詞の「皿に走れ!」が来てもなんの違和感もないしっくりするって普通に意味わかんないけど本人たちも言っているように、それがDISH//って価値になっているのって素晴らしいことだし、それこそそういう道を歩いてきたDISH//にしか持てないものだし、私が好きになったDISH//なんだよなぁと思います。好きだ……。

 

なんか切々と語ってしまった……。

私は基本的には彼らがやりたいことをやって、4人で笑って大好きな音楽をいつまでも続けてくれてたらそれが一番いいな、と思うし、彼らは10年後もそうしてるつもりマンマンっぽかったので良かった。「10年後は俺らの誰か絶対子供いるでしょー!!」って橘さんが言った時はヒエ…ってなったけど(オタクの心大量虐殺事案)。あの時の客席の凍り付き方すごかったなウケた(ウケるな)。でもそれが簡単に想像できるくらい末永く仲良く一緒にいてほしいです。4人が楽しそうに笑っているところが大好きなので。

 

来年から初期曲の再録をするらしくて、それもすごく楽しみ。北村さんが「大智が加入してちょうど5年で、これからは大智がいなかった時間よりいる時間のほうが長くなる」って話してたのも感慨深かったけど、その大智さんがいなかった5年を一緒に埋めていくための再録でもあるのかな~と思っています。

 

 

なっがい!5500字だってバカじゃん!ド新規のダラダラした語りをここまで読んだ人えらすぎ。ありがとうございます。

今週末は現場納めです。超特急×DISH//ライブ!!楽しみすぎてパシフィコ通いながら友達と超Dで何やるかって話ばっかりしてた。マジでこんな良い年にオタク始められて良かったなぁと思います。ド新規なのに楽しいことばっかりだ。ありがたいことです。