世界で一番推しが好き!

たのしいおたくのせいかつ

「No.1」の話

本日DISH//さんのニューシングル「No.1」が発売されるのでその話です。

 

ここまででお察しの通り、先日大阪だけ中止になったヴァーーーッ!!!って暴れてたのは皿さんのツアーの話なんですけど、それはさておき、この「No.1」という曲があまりに好きで好きで好きすぎるので私がこの曲が好きだという話を……聞いて欲しくて……。

何度か書いているように卓球からえびだんに脚をすっかり取られて今の私です。マジのドドドドドドドドド新規というわけで、メンバーの皆さんの思い入れとかバンドとしての軌跡がという話はとてもじゃないけど知った顔が出来る立場ではない(インタビューを読んでその背景にグッとくることはあるが)のは重々承知なのでそういう話じゃなくて、マジで純粋に本当にこの「No.1」という曲がね……めっちゃいいんですよ本当に……。

 

皿さんにも詳しくない上に、そもそも音楽的な知識もないし、10年近い単位で音楽なんてキャラソンくらいしか聴いてねえよって感じの私なんですけど、そういう私でもマジですごいよー!ねえ!聴いてよー!!って言いたくていてもたってもいられなかったのでとりあえず私が言いたい事だけ聴いてください。音楽的な詳しい話はご本人たちやもっと詳しい人とかに聴いて下さい私はよく分からないので……。

 

 

この曲は「僕らのヒーローアカデミア」アニメ5期のOPテーマになってまして、当然ヒロアカの世界観、アニメのOPとしてふさわしい曲になっているのはそうなんですが、それにしたって曲単体としてカッコよすぎる。

ご本人たちもいろんなインタビューで触れているけどとにかく疾走感があって気持ちがいい。曲を聴いているだけで開けた空に向かって走り出すどころか飛び出していくような感覚になって、そこにちょっと青臭いとも言えるような、若いね~!ってちょっと恥ずかしくすらなってしまうくらいの尖った歌詞が乗ってくる。

この私くらいの年齢になるとちょっと恥ずかしくなってくるような世の中には迎合しないぜみたいな感じの歌詞、先日リリースされた皿さんのアルバム「X(クロス)」のリード曲である「ルーザー」がゴリッゴリにそういう感じで私は一発目聴いたときにあまりにも強い“”“”“若さ”“”“”にカーーーッってなっちゃったんですよね……(「ルーザー」は北村さんが作詞皿さんが作曲をして、「No.1」は別の方が作詞作曲しているのはありますが皿さんの歌う曲そのものの表現としての話をしてます)決して悪い意味じゃなくて、逆に今の皿さんの20代前半っていう大人になりたてでやりたい事思ってる事、思想や自分の在り方を選択できるようになってすぐの年代の人たちが抱く気持ちをこんなにも赤裸々に表現してぶつけてこられると、そういうのをもう既に通過済みの私くらいの年代はウヒャーーーッ!ってなっちゃうんですよ。特に私は捻くれているので、そう思っていたとしてもそういうことを口に出したりしたらアイツちょっと斜に構えてんぜ、他人と違う自分に酔ってるぜって思われるんじゃないかって思いながら生きていたし、過去の自分のそういう片鱗を思い返しては頭を抱えているので、それを真正面からこれが自分たちだからと表現されると眩しさで目が潰れる。

強くあること、カッコよくあること自体はとても素敵なことであって、特にヒロアカの世界観の中でそれってとても重要な要素のひとつでもあるからこそOPとして本当に素晴らしい曲になっているな…と思います。その輝きをゴリッゴリに真正面から表現できる「若さ」って本当にこの年代の人たちにしか出来ないんだな。本当に刹那的で素晴らしいし眩しい。

 

曲全体の表現としても本当に恥ずかしいくらいカッコ良くて素晴らしいんですけど、歌詞の表現が私は本当に好きで……。特にサビの歌詞が全部好き。

 

突き上げたNo.1が指さす空の彼方 今よりも高い景色が見たいから

足元でNo.1の朝日が描いた影が 止まらずに前へ進めと叫んでる

いま君にNo.1のサインがもし見えるなら この指に止まる仲間を探していた 

DISH// No.1 歌詞 - 歌ネット

 

それぞれ1番、2番、大サビのフレーズですが、マッジでどれも「No.1のポーズ」の広がりがハッとなるほどすごい。

矢部昌暉さんもインタビューで触れていたんですが、「No.1のポーズ」って言われて思い浮かべるのって、世界共通ってくらい絶対同じポーズなんですよね。誰もが絶対間違えずに浮かぶ「No.1のポーズ」を「No.1」という表現だけじゃなくてそれ以外の意味が広がるこのサビが本当に本当に好きで……。

「突き上げた」で音階があがるフレーズ、それに誘われて思わず一緒に「No.1のポーズ」を突き上げてしまう引力があって、そうやって突き上げたところで自分の「No.1」が空の彼方を指さしてることに気づいてハッとなる。足元に目線を落とすと自分の足元で自分の「No.1」の影が自分より前を指さしている、相手の「No.1のポーズ」がこの指とまれって仲間を探している。どれもサビの前半で「No.1のポーズ」の情景を想像させて、後半でその意味にハッとさせてくれるのが本当にウワ~~~!!!歌詞がうめえ~~~~~!!!!!!!!!って興奮してしまう。すごい。

そして上を目指すのも、前に進むのも、仲間を求めるのも、どれもヒロアカの世界観にとって本当に大切で重要で全ての根っこにあるものでそれを全て「No.1のポーズ」に落とし込んで暗喩しているのが本当にすげ~~!!!!!!!!!!!としか言えない(突然語彙が死ぬ)

本当に初手でこのサビを聴いたときこのあらゆる意味での比喩、暗喩表現が素晴らしすぎて、アッ!?アッすごい!ハ?すごい!って膝を打ちまくった。今でも毎回聴くたびにすげえ……って遠い目をしてしまう。

 

あとこの曲、皿さん史上一番難しいと言っても過言ではない難易度だそうで、確かに聴いてると音めっちゃ多いし、分かりやすいところではドラムの叩く音マジでえぐいんですけど、それだけ重なった音が疾走感を伴ったまま2番まで来て、大サビ前半でふっと音がシンプルになるのも毎回泣きそうになってしまう。突然の静けさで大きく広がる空が目に浮かんで、その大きさと眩しさに心打たれてからの大サビでハァ~~曲がマジですげえ(語彙殺すダメ絶対)

音楽的な知識も造形も全くないのですげえということかよく分からないのでなんかよく分かんないけどすごい!好き!としか言えないんですが本当に「No.1」は素晴らしい曲なので是非聞いて欲しいです。

長くなるから触れきれなかったけど、カップリングも最高にオシャレでカッコよくて素敵な曲なのでこっちもまとめて是非聞いて欲しいです。言いたいことは以上。おわり。

 

natalie.mu

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