世界で一番推しが好き!

たのしいおたくのせいかつ

劇場版 舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語り

義伝の感想の時も書いたようにジョ伝初見だったんですけど、お、お、面白かった~~~~~!!!!!!!!!!周りにジョ伝面白いよ何で観てないの?!って言われてて正直そんなに?ってなったけど、実際観たらこれは今の私でも過去の自分にそう言うわ。めっちゃ面白かった。予想の5000000倍くらい面白かった。

私は末満さんの作品に最初に触れたのがDステTRUMPなんですけどその時に一番思った叙述トリックを使った緻密な話がすごく上手いな~って気持ちをなんか思い出しました。凄惨な悲劇がお家芸、みたいなイメージあるけどそうそうこういうのが私は好きなんだよ。ジョ伝はこれ書いててめっちゃ楽しかっただろうな…というのがめちゃくちゃ伝わってきた。当時は周りがネタバレ禁止に厳しかった印象があったけど、まぁ確かにこれはネタバレせずに見るのが一番面白いわ。私は過去と現在の時間軸が入り乱れるみたいなところはふわっと知ってたけど(当時の感想だけ読んだ記憶あるし)それでも、そういうことかー!ってご理解した瞬間の気持ちよさがすごかったです。いや~面白かった。

 

 

コメントが納谷くんだったので3週目に観に行ったんですけど、相変わらずとろ~っとした喋り方で要領得ないこと言うなでも可愛いからいっか……可愛いもんね…ってなった。とても可愛くて最後に手振った時に思わずニコニコしながら手振り返しちゃって一緒に観てた友達に笑われました。可愛くてつい……。

 

義伝が好きな理由でも挙げたけど、やっぱりハッピーエンドで終わる刀ステはいいなぁ。虚伝とか悲伝とか、多分綺伝もそうなるんだろうけど、本当は死ななきゃいけない人が生きることを止めなくてはいけない結末が悲しすぎるから、正しく生きさせるための戦いがすごく良いなぁと思うのです。まぁ、今回に限っては綺伝に続くのがわかってるから官兵衛お前……お前―――!!!なんでや!!!!!!!ってなっちゃうわけですが……いやマジでなんでやねん。

 

これも義伝の感想で言ったように刀と持ち主の邂逅大好きマンですけど、今回の長政と長谷部はなんかもう笑顔通り過ぎてずっと笑ってた。あの長谷部が長政の前ではハワ……って完全に乙女の顔になって声も音量10くらいになってるの良すぎ。刀が乙女持ちになってるのバカウケてしまった。長政パワーでクライマックス元気100倍!みたいな長谷部も良かったな…「今回の俺はちょっと違いますよ!」みたいなことすんごい良い顔で言っててめっちゃ笑ったし、真剣必殺の時もめちゃくちゃいい笑顔すぎてこっちも笑顔になっちゃったわ。本当に面白かった。

真面目な話をすると、虚伝であれだけ信長コンプレックス発症してた長谷部だったから余計に長政の元で幸せな時間を暮らしたんだなっていうのが分かるのが良かった。好きすぎたから忘れるようにした、覚えているのが辛くなるくらい好きだったって、それはもうものすごい愛だし、長谷部がその愛を育ててしまうくらい長政が穏やかで優しくて、誰に対しても何に対しても深い慈しみを持てる人なのがわかるからこそ、長政との別れのときの長谷部の苦しみとそれを経て本丸に至ったのが見えてないのに見えてしまう。それを「忘れた」って言ってしまうのは気の強い長谷部っぽいなぁ、素直じゃない。長谷部もまんばちゃんが写しであることを思い悩んでいるように、黒田に下げ渡されたことをコンプレックスにしてたけど、なんだお前なんだかんだ幸せにやってたんじゃん!良かったな!みたいな微笑ましい気持ちになった。長谷部にも持ち主との幸せな時間と思い出があってよかったみたいな。

あとカテコの時に長政があいさつして後ろに下がるときに長谷部の横を通るからオッと思って2人を見てたら、お互い目を合わせてニコッってしてたの、主―――!!!!この男忘れたって言ってたのにまたこんな顔してますよーーーー!!!!!!!!!!!!!って私が元気になりました。長政と長谷部めっちゃ良かったなホント。長谷部の解像度そんなに高くなかったからここまで解釈書いといて間違えてたらすみませんって感じなんですけど、だからこそ余計に、長谷部こんなに可愛かったんだなそりゃ人気出るわって思いました。

 

あと山伏がほんっっっっっっっっっっっっとに良かった。なんか同じまんばちゃんが頼るのでも三日月って結構いつもふわっとしてるというか、まぁ理由があるのもわかるけど直接的になんかやってあげるというよりは方向を示して導く色が強いのに対して、山伏は直接的に今どうするべきかをハッキリ言ってくれてそれこそそういうシーンがあったようにまさにまんばちゃんの背中をしっかり押してくれる感じが観ていてすごく安心したし、きっとまんばちゃんもそうだったんだろうなと思いました。ステのまんばちゃんってずっと途方に暮れて迷ってるイメージが私にはあって、そこからそういうまんばちゃんが少しずつ一人だけで立って歩けるようになっていく成長物語が刀ステのストーリーだと私は思ってるんですが、三日月は凭れ掛かりたくてもそうさせてくれなかったけど、山伏は誰かに頼ることで得られるものをまんばちゃんに教えてくれたのかなぁと。兄弟っていう存在もね、いいよね(また……)。山伏のほうからたくさん根気よく歩み寄ってくれたのはデカイけど、兄弟っていう理由もまんばちゃんにとって心を開く理由のひとつだったらとてもいいなぁと思いました。いやホント全部カッコよくて永遠に兄弟~~~!!!!!!!!!!!!!!!ってなってた。

 

あと序のときの殺陣を観て、あれ?なんかこれみんな調子悪い日なのかな?荒牧さんってもっと上手かったよな?って思ってたら如になった時にバリクソ本気の殺陣やってて、そこもなるほど~!!!すぎてすごかった。そうだよな練度が低いときの戦いにそんな手首こねくり回して刀振り回さないもんな……おさよも極になった後の殺陣がめっちゃくちゃカッコよくて興奮しました。あの出てくる瞬間もカッコよすぎてテンションバチ上がりますね。

序は今思えば殺陣と同じようにみんなの精神も人間関係も練度が低かったんだなっていうことが良くわかる。そのせいで本当に観ていてしんどくて苦しい場面が多かったけど、その分如でのレベルアップ感が目に見えて感じられるのが本当に演出もキャストの皆さんの芝居も全部すごい。序と如が交わってるシーンとか入れ替わりも大変だろうに。

ストーリーの面白さも勿論だし、そのストーリーの面白さを活かす見せ方とかお芝居全部含めて本当によくできてる舞台だな~と思いました。本当に面白かった。

 

 

そういえば前々回のブログで書いた5周年本が届かない話ですが、アニメイトに問い合わせたら返品分として戻ってきたものをそのまま自宅に再発送してもらえることになりました。本当にありがたい。多分今日届くはず。

 

いつの間にかもう綺伝初日まで2週間切ってる……!ビビるくらい全然実感ない。

ホントジョ伝を観てますます綺伝がこの官兵衛を受けて作られていることを考えるとどうなるのかめちゃくちゃ楽しみになりました。天伝と无伝が本当なら綺伝のあとにやるはずだったことも踏まえると、綺伝って結構なポイントになるんじゃ…って予感にドキドキするけどいやしかしマジでもうすぐ始まる実感なさすぎ。無事に幕が開きますように!!