世界で一番推しが好き!

たのしいおたくのせいかつ

DISH// SUMMER AMUSEMENT '21 -森羅万象- の話②

私、レポとか感想って、見てない人にもある程度はあったこととか前提条件が伝わってないと見てない人は読んでて何も面白くないと思ってるから、ある程度は伝わるように書きたいなということを最低条件として位置付けてるんですけど、今回はそういうのほぼ考えずに私が聴いてほしい話だけ書いたので、話がわかんない人はとりあえず皿の曲を聴いてください。(押し売るな)(99%サブスクにあります)

 

さて、ライブの話しますね(やっと)。①の2倍くらいの長さがあります。長いうえに動画も貼ってるからPCから見たほうが読みやすいかも。

oow99.hatenablog.comこれは①。開演前までの話をだらっとしてます。

貼っつけてる動画のチョイスに特に他意はなくて、聴いてもらえるなら全部聴いてほしいのはそれはそうなんですけど、全部貼るわけにもいかないからバランス考えたらこうなったみたいな感じです。

 

 

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雨は止んだけど湿気と気温のせいで霧がすごかった。竹田城みたいだった。なんかファ~って霧に囲まれてる感じで、ちょっと幻想的でもあった。アウターを着てれば若干肌寒いかなってくらいだったけど、空気がしっとりしてていい感じだった。生足とか半袖のオタクはさすがに寒いやろと思ったけど。

声出しはもちろんNGだったからキンブレと手拍手で暴れまくったけどキンブレ持ってると手のひらで手拍子できないから右手の手のひらで左手の手首あたりをバシバシ叩いてたら今日真っ赤になってて満身創痍か。

 

 

M1 星をつかむ者達へ

いや1曲目これ来る?!?!?!だった。完全に度肝を抜かれた。

この曲は橘さんと北村さんがメインのラップで、曲がめちゃくちゃカッコいいのに歌詞がなかなかおもしろい曲なので大好きなんですが、あんまりバンドっぽくない曲だからライブでやるのは難しいのかなって思ってたからいきなり1曲目でやるとは思ってなかった。

ただいざ箱を開けてみると、確かに森羅万象っていうタイトルっぽいんだよな。上手く言えんが。森羅万象ってタイトルは皿さんのジャンルレスな音楽を象徴する言葉としてつけられたらしいんですけど、星をつかむ者達へのサウンドも歌詞もMVもなんていうかこれとこれとこれを混ぜるんだ感はめっちゃ皿だなって思うから確かに1曲目にふさわしかったのかもしれない。

youtu.beMVめちゃおしゃれなので見てください。歌詞良く聴いたらフフッてなる。

 

M2 未完成なドラマ

M3 Rock Your Body Rock

M4 NOT FLUNKY

おや、矢部さんの様子が……だった。突然ステージの端から端まで猛ダッシュしたりもはやギター置いて暴れてたり序盤から元気すぎて死ぬほど笑った。他のメンバーも元気だなオイみたいなリアクションしてたのウケた。可愛かった。(矢部さんなら何でも可愛い)

M1で度肝抜いてオタクのテンション上げてからこの3曲で段階的にボルテージ上げていく感じがめっちゃよかった。NOT FLUNKYで大暴れしすぎて汗かいてくる。気温10度なのに。

youtu.beこれもやや、おや…矢部さんの様子が…って感じだけどこれよりテンションがおかしかった。

 

M5 イエ~ィ!!☆夏休み

M6 I’m FISH//

M7 Seagull

そもそもこのライブは8月にやる予定だったので、その時に夏っぽい曲をやるセットリストを作ってたのでもうそのままやります!って北村さんが開き直ってたのウケた。めっちゃ夏感じた。気温10度とかだったけど夏です。(夏ではない)

Seagullの大サビで夏っぽくパーン!!!!!ってでっかい爆発があってそれはテンション上がったんだけど、爆発の煙と霧で3分くらいマジでステージが真っ白で何も見えない時間があって周りのオタクみんな見えんwwwって笑ってた。真っ白すぎて影すら見えんから流石にオイオイってなる前にバカウケちゃったよね。

 

M8 宇宙船

M9 缶ビール

宇宙船と缶ビールは「No,1」のカップリングなんですけど、ゆったりしたちょっと気だるいサウンドが夏っぽい(発売も5月でほぼ初夏だったし)からこれも夏っぽい流れだったのかな。

宇宙船の時に北村さんが「宇宙船呼んじゃうかもね」って冗談で言ってたんですけど、会場に多分撮影用のドローンが飛んでて、それを見つけたメンバーがみんなで宇宙船来た!ってなってたのがめっちゃ可愛かった。

缶ビールは曲が始まる前に、セットにひっそり置いてあった「缶ビール」って書いた缶ビール(北村さん「※中身はお酒ではありません」)がモニターに映って、それを手に取った北村さんがプシュッと開けて飲む演出がクソおしゃでこなくそ~!!!となった。曲もおしゃれだから憎い演出だった。

 

M10 Shape of Love

M11 This Wonderful World

私「This Wonderful World」が本当に皿さんの中でトップ5に入るくらい好きな曲なんですけどやっぱりここで泣いてしまった。

始まる前に初ワンマンにドキドキしててライブ始まったら1曲目から泣いちゃうかなって思ってたのに、M1であまりに度肝を抜かれすぎて泣くのも忘れてたんだけど、Shape of Loveがすごくキレイで切ないラブソングだからそこでなんかしんみりした気持ちが出来上がったところにThis Wonderful Worldだったからもうボロボロ泣いた。「This Wonderful World」の話はあとでしたいので後述します。

 

M12 KICK-START

M13 HIGH-VOLTAGE DANCER

M14 ビリビリ☆ルールブック

皿さんではインカムマイクで楽器を持って踊る曲のことを「ダンスロック」って呼んでるんですが、M12・M13はそのダンスロックで、KICK-STARTのほうが新しい曲だし、同じダンスロック曲のNOT FLUNKYを序盤でやった*1から今回はKICK-STARTだけかな~って思ってたらハイボルもやったのでヤッター!!!ってなった。ハイボルは初期の曲なんですけどライブ定番曲なので聴けたらうれしいなと思ったのでうれしかった(日本語)。コールが出来たらもっとうれしかったけど……。

ビリビリ☆ルールブックは2番の歌詞に

メロディもリズムもあってないような感じにしちゃおう!

っていうフレーズがあるんですけど、なんか元曲の通りいかなくてまさに歌詞通りグチャグチャになっちゃったのが可愛かった。そういうのがアリな曲なので。4人がそういうグチャグチャも本当に楽しそうにするからあまりの可愛さに涙が出る。(涙腺ガバ)

youtu.beこれは配信ライブなので比較的ノーマルなビリビリ☆ルールブック。コニファーは本当にテンションおかしかったな…めちゃくちゃ可愛い曲なので聴いてください。

 

M15 モノクロ

M16 DAWN

このくらいで日が落ちてきたのもあって、この2曲は照明の演出がめっちゃめっちゃキレイだった。

モノクロの時、一旦照明が落ちて真っ暗だけど自然光でうっすらとシルエットは認識できるくらいになったのってすごく「モノクロ」だなと思ったし、サビにかけてひとつずつ真っ白なピンスポットが照らされて、サビで照明が歌詞の通りぱっとカラフルになるのがすごいキレイだった。ステージがカラフルなカラーリングだから、そこに色の照明(私は気づいてなかったがメンカラだったらしい)が入ると自然の暗闇と混じったコントラストがすごくキレイで幻想的だった。歌自体もめっちゃキレイな歌詞だから演出も良くてちょっと泣いた。

 

M17 No.1

M18 東京VABRATION

M19 Newフェイス×rock’n’roller

ここからラストまでめちゃくちゃ怒涛の盛り上がり!!って感じで最高だった。今日腕痛いの絶対東京VIBRATIONでキンブレ振りすぎたせいだと思う。

M19はゴリゴリのロックサウンドの2曲を掛け合わせて、曲の合間にもう1曲が入ってくる感じの……めちゃくちゃカッコよくてブチ上がったけど、最後サビが交互になるとき北村さんがもう立ててなくて這いつくばってぐちゃぐちゃになりながら必死に歌ってていや死ぬやん…ってハラハラした。後のMCで「正直HP1までいったけど…」って言ってて絶対ここのことだった。死なないで(死んでないです)

 

M20 愛の導火線

国歌!!!!!!!!!(私が勝手に言ってるだけ)

ライブの定番曲でペンライトの振りもコールも定番でバチクソテンションがあがるオタクみんな大好きみたいな曲で、本当にこの曲をいつかライブで見てキンブレ振ってコールするのが憧れみたいな感じだったんですけど、今回はコールできないからもう踊りまくった。初ですがこの曲のためにライブ映像見て勉強してきました!!!!頑張ります!みたいなテンションだったけどいや楽しかった……。

この曲が大好きな連れが「もう思い残すことはない…」とか言い出したから「コールができるようになるまでは死ぬな!」って言った。愛の導火線をコールするまでは死なん絶対。

 

M21 僕らが強く

コロナ禍でこの曲を作ったことを北村さんはすごく大事にしてて、この曲も後述する「This Wonderful World」と同じ文脈の曲だなと思う。北村さんの言いたいことやりたいことが全部詰まってる。

この曲と猫はどっかで歌うだろうと思ってたけど最後とは思ってなかったかも。これとNo.1の手拍子で手首が真っ赤になったと思う。

 

EN1 沈丁花

EN2 猫

EN3 乾杯

沈丁花は新曲で、ちょうどこの前の土曜日にスタートしたドラマ「二月の勝者」の主題歌なんですけど、「ドラマ見た人―!」って言われても夜行の出発があったので見れませんでした!!!!!!!すみません!!!!

でも思ってたよりポップなバンドサウンドで、私はこういうメッセージ性が強いけどポップな感じの皿さんの曲が好き。なんかすごいみんな楽しそうだったし。

猫はまぁ歌うよねとして(扱いが雑では)(猫は好きです)、最後が乾杯だったのも良かった。4人でラフにゆる~く歌う感じの曲なんですけど、ほら私は4人が楽しそうにじゃれてるのを見るのが好きだから………なんかもうこれも結構グチャグチャで4人が好き放題楽しんでて、なんかもうああ~~~~幸せの図~~~~!!!!!!!!!!!って感じでめっちゃ泣いてた。幸せすぎて。

youtu.beこれは自宅収録のアコースティックバージョンだけど大体こんな感じのゆる~くてほんわかする曲。皿の仲良さが詰まっててめっちゃ好きだな。皿さんの曲はなんでも好きですが……。

乾杯の前のMCで北村さんが「僕のせいで延期になってしまって…」って*2言ってて、北村さんのせいじゃないし!!!ってボロボロに泣いて涙腺が緩んでたのもある。北村さんは何も悪くないから他の3人も何も言わなかったわけだし、私は結果的に今日で良かったって本当に思ってるので、北村さんは何も悪くないです。

 

最後の曲が終わって、4人がすごく丁寧にステージの隅から隅まで歩いてくれたのも良かったし、いつも最後にマイクなしで「DISH//のとーいと!」「だいちと!」「たくみと!」「まさきでした!」って言うのが聴けたのもうれしかった。DVDだとギリギリ声拾えてる感じだったけど会場だと意外なほどちゃんと聴こえるのも知れた。あんなにデカイ会場なのに後ろまでちゃんと声届くのも、届かせようとしてくれてるのもすごいなぁと思った。あと橘さんの「またあそぼーなぁ!!」も聴けた。*3

なんかライブDVD見て、この曲いいなぁここいいなぁって思ってたところを実際に見れたのもうれしかった。映像って見てても楽しいけど同じ曲であってもやっぱり客席の中にいて直に聴いて感じるとなんかもうこんなにも違うんだなって思ったし、私が愛しているエンターテイメントの素晴らしい瞬間がやっぱりたくさん詰まっていたのを直接感じられてやっぱり私はこういうのを愛しているんだなと思った。

 

公演時間にして2時間半くらい?だったと思うんですけど、なんかもう秒だった気がする…。終わった後は規制退場してツアーバスが出るからあわてて友達と別れてバス乗って…って感じで余韻も何もない感じでバタバタだったけど、帰りながら楽しかったな…ってしみじみしながら皿さん聴いてたら何かずっと泣いてたよね。寂しいとかじゃなくて、なんかもう楽しかったって気持ちがいっぱいすぎて涙が溢れてくるみたいな。

 

 

北村さんってすごいこう…運命とかそういう概念的な話をするのが好きみたいで、今回のライブのMCでもそういう感じの話をするんですよね。出会いの必然性とか、一人きりの人にだって手を差し伸べてくれる人はいるとか、誰にだって明日は来るとか。

私は捻くれた大人なので、誰もが辛いときに必ず救ってもらえるわけじゃないことも本当に周りに誰もいない時だってあることも、明日を迎えることが本当に怖いこともあるって知ってるし、世の中って北村さんが言うほど希望には溢れていないし悪い人だってたくさんいるんだけど、それでもそうあることを信じて、それを一生懸命伝えるために音楽をやってる北村さんやDISH//って、ほんの少しだけ射し込んでくる希望を拾って反射して、ここにあるよって見せてくる鏡みたいな存在だなって思いました。

彼ら自体が希望とかそういうキレイなことは私には言えないけど(思ってないので)、それでもそういう美しいものがちゃんと存在するんだよって、例えどんなにキレイごとであっても、どれだけ恥ずかしくなってしまうくらい青臭いことでも、ひたすらに真摯に伝えようとしてくれる存在は本当にまぶしくてキラキラしてて愛おしくて美しかった。

 

今回もやった「This Wondreful World」っていう曲があるんですけど、先に書いた通り、私この曲が本当に大好きなんですよね。

This Wonderful World

This Wonderful World

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.comThis Wonderful World DISH// 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 

静かなイントロから始まって飛び跳ねるようにウキウキするようなサウンドで盛り上がって、最後がイントロと同じフレーズで静かに終わる構成も、メッセージ性が強いのにポップな歌詞も全部好き。

長い 長い夜が終わり今日が始まる

君と僕との素晴らしい一日にしよう

イントロのここの歌詞、ライブ中も帰り道も、本当に特別な1日になったなぁって聴きながら泣いたし、友達も言ってたように、この歌の歌詞全部、北村さんがMCで何度も繰り返して伝えたかったこととまるっと同じで、2年前のコニファーではこの曲で始まってこの曲で終わったりもしたので、本当に北村さんが、DISH//が、音楽を通して訴えたいことがこの「This Wondreful World」に詰まってるんだなと思いながら聴くとあまりに真っすぐでキレイな信念にマジで何度でも泣けてしまうな。

そのメッセージ性に心を打たれて前を向けるほど素直ではないけど、皿さんが伝えようとしてくれるものって本当にキレイで眩しくて、幸せがいっぱいで、なんていうのかな……さっきも書いたけど世の中のあらゆるキレイなものを濾して反射してるみたいな。普段の4人もそうだけど、子供のころからやってるのに擦れたところとかイヤなところや厭世的なところを全く出さない人たちだからそう感じるのかもしれない。

なんかこう、ツイッターで優しい世界の話を聴くとちょっと泣けるみたいに、やっぱり世界の優しさや美しさを知って捨てたもんじゃないな*4と思うと人間泣けるじゃないですか。私が4人に感じているのはあの感じです。

 

 

北村さん、本人も言ってたように本調子ではなかったみたいなんだけど、それでも絞れるものを必死で振り絞って、音楽を通して自分たちができることを信じきっていて、本当になんかもうすごかったな。DISH//というステージに縋り付いて振り絞ってる北村さんはもうなんかこの人がDISH//でないことなんて有り得ないよなって思う。*5

橘さんはマジで先日お誕生日でしたよね?26歳ですよね??ってくらいなんかもう可愛かった。たちばなとういくん9さいって感じでずっとはしゃいでて楽しー!!!ってのが全身からあふれ出てて愛おしさのかたまりだったし、大智さんは普段割とクールだから皿でいるときにニカーッってめちゃくちゃ楽しそうに笑う顔が最高に可愛いし、そういう顔が見られると大智さんめっちゃ楽しそうじゃん私も楽しい!みたいな気持ちになる。大智さんがちょっとミスって苦笑いしたりすると周りのオタクみんな大ウケするから愛されてるよな~となった。

私は矢部さんが好きで、矢部さんがきっかけで皿さんを好きになったけど、やっぱり皿でいる矢部さんが一番好きだし、4人でいてくれなきゃイヤだしこの4人が大好きだしいやもう4人まとめて愛す…!!!!!!!!(顔を手で覆うポーズ)ってなった。本当に仲が良くて、4人で音楽をやってることが楽しい幸せっていうのが4人とも全身から感じられるから愛おしい。

北村さんがMCで、DISH//のメンバーが出会ったことも、私たちがDISH//に出会って今日ここにいることも全部偶然なんかじゃなくて必然だ、みたいな話をしてたけど、もし私が矢部さんに、DISH//に出会えたことが必然だったとしたら、こんなに幸せな人生ってないな~って思いました。

 

 

イヤ本当に楽しかった……本人たちにとってもすごく心に残ったライブだったみたいで、そういう瞬間に現場で立ち会えたって本当に本当にありがたいことだなと思います。本当に行けてよかったし、無事に開催されて無事に終わってよかった。

次は12月の10周年ライブダーッ!!!!!今年好きになったマジモンのド新規が10周年とか言われてもすみません新規で……って感じなんですが。10年応援してる古参の人たちに感謝して、ありがたく参戦させていただきたい所存です。

 

*1:今回はインカムなしだったのでそんなに踊らなかったけど

*2:本来やるはずだった8月のコニファーの直前に北村さんがコロナに罹った

*3:ライブの最後に捌けるときのお決まりのセリフ

*4:This Wonderful Worldでもそんなフレーズがあるし

*5:世間ではいろいろ言われとりますが、北村さんが一番DISH//がなかったら生きていけないだろうなと私は勝手に思ってます